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【モデルが解説】ハイヒールで、美脚はつくれるのか?

こんにちは。
フォレスト出版編集部の森上です。

女性は、ビジネスでもプライベートでもハイヒールを履く機会が多いでしょう。男性の私からすると、あの状態でよく歩けるな、本当に大変そうだなと感心します。

ハイヒールといえば、「ハイヒールこそ、美脚をつくる」といった本なども出ているようです。あそこまで酷使すれば、たしかに足には相当な負荷がかかって美脚になるのではないかと思えてきます。果たして真相は、どうなのでしょうか?

この「ハイヒール美脚」に対して、疑問を呈する人物がいます。

元「CanCam」専属モデルで、現在、人気女性誌「STORY」レギュラーモデル、姿勢・ウォーキングアドバイザーとして活躍している仁香さんです。

仁香さん

仁香さんは、著書『この習慣で美人になれる』の中で、「ハイヒール美脚」について次のような見解を示しています。

 残念ながら、ハイヒールは美脚を生みません。
(中略)
 ハイヒールの華奢なフォルムが、脚全体を細く長く見せてくれるのは確かです。でも、多くの女性はヒールが細く高すぎるせいか、膝を曲げて、つま先重心でひょこひょこと歩いています。
 それでは、脚に大きな負担をかけることになり、美脚どころか、脚のむくみを増幅させることになりかねません。
――『この習慣で美人になれる』より

その負担をかけてしまうメカニズムについても、姿勢・ウォーキングアドバイザーの視点から、次のように解説しています。

 ハイヒールを履いて歩くと、どうしてもかかとが上がってしまい、重心が本来かかるべきところからズレてしまい、部分的に極端に疲れます
 ハイヒールや靴の進化によって、私たち現代人は足裏の感覚が鈍りがちです。
 正しい歩き方では、しっかりと足裏で体重を支え、歩くときはかかとから着地して、親指と人差し指の間へと重心を移動させていきます。
――『この習慣で美人になれる』より

ハイヒールでは、私たち本来あるべき歩き方から、どうしてもかけ離れてしまう。それが結果的に脚に負担をかけてしまい、脚のむくみが増幅、美脚から遠ざかってしまうわけですね。

とはいえ、ハイヒールを履きたい、または履かなければいけないケースがあるでしょう。モデルとして活躍する仁香さんなら、なおさら履く機会が多いでしょう。

仁香さんは普段、どうしているのでしょうか?

 ハイヒールで出かけなければならない日でも、ぜひスニーカーをカバンに忍ばせて、帰り道はしっかり歩きたいものです。
(中略)
 私も仕事上、ハイヒールをよく履きます。でも、ぺったんこの靴を常に持ち歩いています
 日々のウォーキングに適したシューズは、インソールが足のアーチにフィットするもの、衝撃を吸収してくれるようなもの、なおかつ、軽いものがいいでしょう。
 あまり重い靴だと、かかとから着地するときに、一歩一歩重たく感じられ、足首に負担がかかります。軽いものなら、裸足に近い感覚で、軽快に歩け、苦になりません。
 また、デザインも、硬派なスニーカーにこだわる必要はありません。
 おしゃれなバレエシューズ型のコンフォートシューズなどなら、通勤にも適しています。そして何より、〝がんばっています〞感を出さずに、人知れずエクササイズすることができます。
 軽量で素材も柔らかく、クシャッと小さくたたんでしまえるので、カバンの中でも邪魔になりません。
――『この習慣で美人になれる』より

モデルならではのファッション感を加味した美脚づくりの秘策です。40代に入っても、さらに輝き、驚異の美脚を保っている仁香さんは、こんなちょっとした習慣を心掛けているんですね

書籍『この習慣で美人になれる』では、モデル歴20年以上、姿勢・ウォーキングアドバイザーの仁香さんが、【呼吸】【立つ】【座る】【歩く】【食べる】【考える】という毎日当たり前のようにやっていることをちょっと変えるだけで、内側から美しくなれる「がんばらない」美の習慣を紹介しています。興味のある方はチェックしてみてください。

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