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【フォレスト出版チャンネル#190】ゲスト/英語学習|短期間でTOEICスコアをアップする方法(マル秘テクニック解説)

このnoteは2021年8月5日配信のVoicyの音源「フォレスト出版チャンネル|知恵の木を植えるラジオ」の内容をもとに作成したものです。

先読みテクニック「PP」とは?

今井:フォレスト出版チャンネルのパーソナリティーを務める今井佐和です。本日は昨日に引き続き、中尾享子さんと、フォレスト出版・編集部の稲川さんをスペシャルゲストとしてお呼びしています。本日もどうぞよろしくお願いいたします。
 
中尾:よろしくお願いいたします。
 
稲川:よろしくお願いします。
 
今井:では、昨日に引き続き、気になるTOEICのスコアアップについてお聞きしていきたいと思うんですけれども、昨日はいくつもあるパートの中でもリスニングの部分が得点アップにとても大事ということ、そしてシャドーイングと言って、ただ聞くだけではなくて、自分も話せるようにならないと、聞き取れないよっていったお話を伺ってきました。
中尾さんの著書の『【改訂版】たった4時間でTOEICテスト完全攻略』の攻略法に先読みの「PP」というテクニックがあるんですけれども、このPPというのはどんな方法でしょうか?

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中尾:はい。こちらはリスニングの各パートで、問題を解く前に読まれる解説があります。この解説が流れている間にPart3、4の問題を読むのが「PP」です。
こちらは「PPしてますか?」って生徒さんに聞くと、「やってます」って言います。でも、よく聞くと、なんとなくやっているんですね。これはなんとなくやってはいけません。私は生徒にTOEICテスト前日に、「PPはどこでやるの?」と確認はしますが、そのときに「Part1のPPはこうで、Part2のPPはこうで……」、というふうに具体的に言えなければならないんですね。こちらはもっと具体的に申し上げると、「In the Listening test, you will be asked to demonstrate how well you understand spoken English.」というような、各パートの前に解説が流れます。その解説が流れているときにPart3、4の問題用紙の問題文を読む、これが、PPです。
Part1では冒頭、Part2は冒頭、そして1番大切なのは、Part3、4のPPのリズムを守ることです。1回のやりとりに対する問題3つが読まれます。その問題3つは、問題用紙に文字で書かれてあるのに読まれます。その読まれて放送される3つの問題のうち、2つ目が放送されるまでに、3つの問題すべてを解き終えるというリズムを徹底して守る。そして、その後即、次の問題のPPを行なう。というのが、リズムを守ることです。TOEICで高得点を取る生徒はこの「PPのリズムが守れたときに高得点が出る」と口をそろえて言います。
 
今井:そんな方法があったんですね。私も何回か受けたことがあるんですけれど、問題文を話している英語しか逆に聞き取れなかったんですよね。そっちに聞き入ってしまって、全然先読みなんてしていなかったっていうのに、今気づきました(笑)。
 
中尾:非常に大切です。しかも、だいたいの先読みではなく、Part1はこことここ、Part2はここ、そして、Part3、4はこのリズムを崩さないということを……。丸いものは丸い箱に、四角いものは四角い箱に入れるようにやっていくということを徹底してやらなければいけません。
 
今井:ピンポイントで攻め込むことが大事ということなんですね。
 
中尾:はい。資格試験ですので。

TOEIC600点未満の人におすすめの英語勉強法

今井:ありがとうございます。そうすると、このPP、先読みによってかなり効率的に時間を稼ぐことができますね。こういったTOEICの攻略のテクニックで、これはまだまだ一部でして、中尾さんの本ではたくさん出てくると思うんですけれども、TOEICのスコアをアップさせるだけではなく、英会話ですとか、日頃からどういった勉強方法がお勧めでしょうか?
 
中尾:実は生徒にも「英会話をやったほうがいいですか?」と質問されるのですが、実は英会話で気を付けなければならないことがあります。TOEIC600点未満で、英会話を習ったとしても、ほぼ英語力は伸びずに、その英語力でグルグル回ってしまうというのが注意点です。TOEIC600点未満で英会話をやっていらっしゃる方は、例えば、旅行先で言う、「Where is the toilet?」のようなフレーズは知っています。しかし、ネイティブの言うことが聞き取れないので、結局旅に出ても全く使えないということになります。逆にリスニングができれば、全くそういうフレーズは覚えていなくても、なぜかネイティブとコミュニケーションが取れてしまいます。ですので、実はTOEIC730点までは、留学経験など全くなくても、正しい勉強方法と時間をかければ獲得できるので、TOEICの点数を上げることが実は旅先やビジネスで英語が活用できる方法なんです。
でも、TOEICは資格試験ですので、勉強自体がつまらなくなってしまうことがあります。そういう場合は、英会話に行くというのはモチベーションを上げるのにとってもよい方法です。今はオンラインの英会話も非常にお手頃でありますし、あとはTandemというアプリのような相手に日本語を教える代わりに、英語を教えてもらうという無料のコミュニケーションツールもあります。
あとは、英語の歌を、歌詞カードを見ながら一緒に歌うというのも、これも「発音できる音は聞き取れる」の練習になります。TOEICの勉強をするけれども、その合間に疲れたら英会話をやるとか、あるいは言語の交換をするとかいうふうに勉強に飽きないようにするというのがいい方法なのかなと感じています。
 
今井:ありがとうございます。確かに1人で勉強していると、すぐに飽きたり、「もう辞めた!」って私はなりがちなんですけれども、誰かと日本語を教える代わりに英語を教えてもらうとかだと、続けられそうな気がしてきました。どうもありがとうございます。
 
中尾:はい。あと、TOEICは英検と異なり10点ずつ刻みが出るので、勉強をすれば確実に点数が少しでも上がるのが目に見える感じが、とてもいいのかなと感じています。

中尾さんのパリでの活動内容

今井:ありがとうございます。そうすると、点数もモチベーションアップにつなげることができそうですね。今、TOEICや普段の英語の勉強方法についてお話いただきましたが、中尾さんは、現在パリにいらっしゃるということだったんですけれども、どのような活動をされていらっしゃいますか?
 
中尾:今はオンラインの時代ですので、オンラインでTOEICの点数アップ、そして客室乗務員の受験。今はなかなか採用がないんですけれども、実は今何社か採用があるので、そちらの採用試験の塾を開いているというのと同時に、個人的にはパリでワインを勉強して、そして日本に帰ってという生活をしています。で、ワイン検定の講師ですので、卒業生にそちらを教えたりもしています。ですが、やっぱりTOEICは本当に中心的に教えております。ですので、ぜひ聞いてらっしゃる皆さんにはテクニックを活用して、最短距離でTOEICの点数アップを図っていただきたいなと願わずにはいられない気持ちです。
 
今井:ありがとうございます。ちなみに中尾さんから皆さんに励ましのメッセージをお願いできますでしょうか。
 
中尾:現在(注:収録時は2021年)、コロナでステイホームをされていらっしゃる方は本当にここでTOEICの点数を伸ばして、コロナ後に海外旅行に行かれたときに、「英語が聞こえる! コミュニケーションが取れる!」といううれしい日がくるというのを、ぜひ楽しみに待っていただきたいなと思っております。頑張ってください。確実にTOEICは伸びます。
 
今井: ありがとうございます。やっぱり英語ができると、見える世界というのは変わったりするものですかね?
 
中尾:絶対に変わります。やはり現地に行かれてもコミュニケーションを取るということで相手の方にさらにおいしいお店を教えてもらえるとか、あるいはお値引きしてもらえるとか、また今までとは違った海外旅行での出会いがあるとか……、確実にそういうことがあります。
 
今井:ありがとうございます。人生がグッと華やぐ感じがしますね。ぜひVoicyを聞いているリスナーの皆さん、挑戦してみてください。そして、最後に稲川さん、中尾先生の著書のご紹介をお願いしてもよろしいでしょうか。
 
稲川:はい。中尾さんの著書なんですけれども、たった4時間シリーズと……。リーディングはさすがに4時間というのは付けられなかったんですけれども、勉強していただければすごく成果が出ます。特に、中尾さんの本の特徴はCDが付いておりまして、ページをめくりながら、中尾さんとずっと一緒に勉強しているような、隣にすごい家庭教師がいるという感覚で勉強できる本ですので、非常に理解しやすいかと思います。また、飽きないようにいろいろと中尾さんのほうで工夫していただいたりですね、あとはとてもかわいいパンダのイラストが活躍していますので、中尾さんと一緒に勉強できるという感覚で、手に取っていただければと思います。私も今日は聞いたことがない話もあったので、いろいろと楽しかったです。ありがとうございました。

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中尾:ありがとうございました。 

今井: 本日は中尾享子さんとフォレスト出版・編集部の稲川さんにお越しいただきました。どうもありがとうございました。

中尾: ありがとうございました。よろしくお願いいたします。 

稲川:ありがとうございました。

 (書き起こし:フォレスト出版本部・冨田弘子)


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