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【勉強法】「R15指定」の究極の記憶術

こんにちは。
フォレスト出版編集部の森上です。

皆さんは、記憶力に自信がありますか?

たとえば、もし、「特に規則性のない単語を100個覚えなさい」と言われたら、あなたならどう覚えますか?

年齢を重ねてくると、記憶力の衰えを実感するものです。「さあ、新しい資格や語学を勉強しよう!」と意気込んでも、なかなか覚えられなくてあきらめてしまう人もいるかもしれません。

記憶力をアップさせる方法は、すでに世の中にいろいろ出ていますが、「15歳以上の人に最適な記憶術」があるのをご存じでしょうか?

いわば、「R15指定の究極の記憶術」です。

その魅力的な記憶術とは、担当講義が即満員になるLEC大人気講師の横溝慎一郎先生が著書『最短で最高の結果を出す「超効率」勉強法』の中で紹介している「ヒンドゥーメソッド」です。

▼【参考】横溝先生のnoteはこちら。

「ヒンドゥーメソッド」がスゴい点は、インプットする力(記憶する力)だけでなく、アウトプットする力(記憶を引き出す力)も同時に鍛えられる点です。

せっかく覚えていても、テスト本番で思い出す(記憶を引き出す)ことができなければ意味がありませんから。

実際、どのような方法なのか?

横溝先生は、著書『最短で最高の結果を出す「超効率」勉強法』の中で、次のように解説しています。

 何か大量に覚えなければならないときに、どうすればいいのかということを考えていきましょう。
 たとえば、100個の特に規則性のない単語を覚えなければならなくなったとしたら、あなたはどうしますか?
 ここで参考になるのが、「ヒンドゥーメソッド」といわれる方法です。
 これは、古来インドに伝わる伝統的な暗記方法です。
 ですから、決して派手な記憶術ではありません。
 しかし、確実に頭に記憶を残すことができる方法であり、何より手軽にできます。
 このヒンドゥーメソッドを支えている考え方は「記憶力は徐々に鍛えていくべきものである」ということ。
 多くの人は決定的な過ちを犯します。
「徐々に」ではなく「全体を一気に」覚えようとするのです。
 それではうまくいくわけがありません。
 100個の規則性のない単語を覚えなければならないときに、「全体を一気に」覚えようとする人は、すべての単語を単語カードに書いて、それを毎日一生懸命見ていくことでしょう。
 この方法論は15歳くらいまでであれば、なんとかなるかもしれません。
 なにしろ『枕草子』を丸暗記できるくらいですから、100個くらいの単語であればより早く覚えることができるかもしれません。
 しかし、それより年齢が上であれば(本書の読者のほとんどは15歳以上のはずです)、
このような「力業」では覚えられない。せいぜい100個のうち10個くらいを覚えられればいいほうではないかと思います。
「だったら、10個ずつ覚える」という人もいらっしゃるかもしれません。
 たしかに、そのほうが単語100個を一気に覚えようとするよりは、頭に残る確率は高くなるかもしれません。
 しかし、10個ずつ覚えていったとしても10日後には、最初の10個の記憶についてはかなり怪しいものです。これでは、試験のときに役に立ちません。
 ヒンドゥーメソッドは記憶力を「徐々に鍛えていく」とともに、「記憶した内容をアウトプットする力」も鍛えていくことができる方法。
 具体的には、「毎日少しずつ覚えて」を「それを何度も復習すること」で記憶を定着させていくという発想です。
 ポイントは、単に記憶力を鍛えるだけではなく、それをアウトプットできる力も鍛えていくという点です。
 古代の聖典を口授で伝承するときに使われた手法なので、アウトプットも重要なファクターであったということなのでしょう。
 100個の単語を、10日でひととおり覚えたいのであれば次のように実践していきましょう。

【1日日】
 最初の10個を覚える。

【2日目】
 1日目に覚えた10個をきちんと覚えているかどうかを確認することから始めてください。
 その上で、新たな10個を覚えるようにしましょう。

【3日目】
 1日目の10個と2日目の10個をまとめてきちんと覚えているかどうか確認することから始めてください。
 その上で新たな10個を覚えるようにしましょう。
 最後に1日目から覚えてきた計30個の単語をもう一度覚えているかどうか確認してください。

4日目以降も同じように、それまで覚えてきた単語を確認し、その上で新たな単語を加え、最後に全体を復習するというプロセスを繰り返してください。
 最終日である10日目には、1日目から9日目の90個をきちんと覚えているかどうか確認し、最後の10個を覚え、全体を復習することになりますね。
 このトレーニングは、覚えたものをスムーズに思い出すことができるようになるので受験生にとって最適なのです。
 もちろん、10日間で実際にすべての単語を確実に覚えることができるかどうかは個人差があると思います。
 前の日に覚えたはずなのに、翌日復習したらほとんど覚えていないという悲劇も起きると思います。でも、そこで落ち込むことはありません。
 先ほども話したように、「忘れたらまた覚えればいい」のです。
 このトレーニングは継続することに意味があります。
 だから、1日も休まずに続けましょう。
 100個の単語を覚えるときも、10日間は休まず作業を続けていかなければいけません。途中で休んでしまうと、後退します。
 さらにその記憶をより定着させたいのであれば、その後も2週間ごとに復習することが重要です。
 一度覚えたあと、1カ月放置すれば100個のうち50個くらいは忘れてしまうかもしれません。それではもったいないのです。

いかがでしたか?

今回ご紹介した『最短で最高の結果を出す「超効率」勉強法』では、「覚え方ではなく、思い出し方」「浅く広く」「復習なしでも身に付く」などなど、時間のない現代人が合格するための「超効率」勉強法を、超人気講師の横溝先生がわかりやすく解説しています。

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