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ミレニアル世代ならではのお金の知識・常識が存在する

こんにちは。
フォレスト出版の森上です。

ミレニアル世代(2000年代以降に成人を迎える世代)と呼ばれる世代も、今や30代に入っています。長引く不況、年金不安、上がらない給料、奨学金問題、少子高齢化、副業解禁、キャッシュレス社会、シェアリングエコノミー……。

ミレニアル世代を取り巻くお金にまつわる環境や未来は、劇的に変化していきます。そんな変化するなかで、上の世代の「お金の常識」をそのまま鵜呑みにするのは危険とも言えるでしょう。

ミレニアル世代には、ミレニアル世代に合ったお金の新常識がある――。

そう主張する、自身もミレニアル世代の「お金の専門家」がいます。横川楓さんです。

横川楓_宣材写真実データ-1

横川さんの著書『ミレニアル世代のお金のリアル』では、

◎少子高齢化と私たちのお金の深い関係
◎年金ってオワコン? 払わなきゃダメ?
◎税金高すぎ! 若い人ほど高いって本当?
◎将来のためにお金は貯めておいたほうがいい?
◎お金がなくても、子供は育てられる?
◎収入が少なくても保険に入っておいたほうがいい?
◎家は買うべき? 借りるべき?
◎手取り20万円以下でお金を貯めるには?
◎奨学金とのうまい付き合い方
◎お金もないのに、20代でわざわざ投資する意味あるの?
◎実は、お金が稼ぎやすい時代になりつつある

などなど、ミレニアル世代がこれから生きていくうえで絶対に知っておきたい、お金の「貯め方」「使い方」「増やし方」をやさしく丁寧に解説しています。

そこで今回は、同書「はじめに」「目次」を全文公開します。

◆はじめに

ミレニアル世代ならではのお金の知識・常識がある

 少子高齢化、年金問題、奨学金返済、低所得……。
 これからの日本を生きる私たちミレニアル世代(2000年代以降に成人を迎える世代)の若者が抱えるお金の問題はたくさんあります。
 景気のいい時代に生きてきた大人たちからは、「今の若者は車も買わない」「家も買わない」「仕事もすぐ辞める」なんてマイナスなことばかりよく言われますよね。
 大きな買い物をするお金もなく、たくさん働いてもお給料は低く、景気が悪いため労働環境が悪いなど、とてもいいとは言えない状況に置かれている若者がほとんど。
 でも、親世代や上司世代には、私たちの現況や未来への不安に対して共感してもらえません。
 それもそのはず。私たちより上の世代を取り巻いていた環境や通用していたお金の常識やメソッドが、私たち世代とは大きく異なっています。
 ただ、私たちの世代にも、あと何十年もの人生があります。お金に対する不安を抱えずに、幸せに生きる権利があります。そのためにも、私たち世代ならではのお金に対する知識や知恵が必要になっているのです。
 ただ、残念なことがあります。
 これは世代を問わず言えることですが、日本ではお金のことを学校で教えてもらえずに大人になります。それにもかかわらず、自分でも知ろうとしないまま、放置している人がほとんどです。それはとても危険です、他の世代以上に私たちの世代は……。
 なぜなら、このままお金の知識や知恵を知らないままでいると、損をすることばかりだからです。

ミレニアル世代が説く、ミレニアル世代のための本

 申し遅れましたが、私は1990年生まれのミレニアル世代です。
「ミレニアル世代のお金の専門家」 として、各種メディアやSNS等を通じて「等身大の目線からのお金の知識・知恵・考え方」を啓蒙し続けています。
 そんな私が、なぜこの本を書くのか?
 それは、先にも少し触れましたが、私たちミレニアル世代以降の若者と同じ目線、同じ状況を身をもって体感している専門家が書いた、いわば同世代の身の丈に合った「お金の知識・知恵」 が詰まった本が存在しないからです。
 今までもお金に関する本はたくさん出ており、私個人としても多くの学びを得てきました。
 ただ、諸先輩方が書いているお金の本の多くは、「20代でも老後のためのお金を貯めよう」「家を買おう」「積極的に投資をしよう」「結婚や子供のためにお金を貯めよう」「保険はこういう選び方をしよう」「専業主婦が家計をやりくりする方法」「交際費を削って貯金に回そう」といったことが書いてあります。
 実に正しい話ですが、これらは、今までの日本社会のように、決まった将来設計がしっかりしている中で、ある程度お金があることが前提の話。
 今の20代〜30代半ばって、お給料も低く、多く稼ぐにはたくさん残業をして、奨学金の返済に追われ、自由に使えるお金も少ない。だから、結婚したり、子供を産むことにも躊躇(ちゅうちょ)してしまう……。
 かつての日本経済が右肩上がりの時代とは違います。いや、バブル崩壊後の20年間ともきっと違うでしょう。
 社会環境はもちろん、先行きの見え方も考え方や価値観も変わっています。ネットやテクノロジーの急速な発達に伴い、その変化のスピードも凄まじいものがあります。
 そんな変化の中で、上の世代には通用していたお金の常識やメソッドが通用しきれない時代を、私たちは生きていくのです。
 誤解してほしくないのですが、今までのお金の常識やメソッドのすべてが通用しないと言っているわけではありません。「今までのお金の常識やメソッドを、そのまま鵜呑みにしてはいけない」 ということです。
 今までのお金の常識やメソッドのいいとこどりをしつつ、私たち世代なりの新しいお金の常識や知恵、知識を着実に身につけて、活用する必要があるのです。
 この本では、ミレニアル世代の人のために、同世代のお金の専門家として私が培ってきたお金の知恵と知識を、等身大の目線でわかりやすく解説していきます。

「人生の選択肢」が増え、「夢実現の可能性」が広がる

 なぜそこまでお金の知識や知恵が大切なのか?
 それは、ずばり 「人生の選択肢」が増えるからです。
 今はお金の専門家として活動している私ですが、両親は私が小学生のときに離婚し、母子家庭で育ちました。家族のサポートはもちろんあったものの、おそらく母は私には見せていないような苦労もたくさんしていたのだろうと思います。子供ながらに「お金が大変なのかな?」と思うようなこともありました。
 にもかかわらず、ありがたいことに大学院まで出させてもらい、何不自由のない暮らしもさせてもらいましたが、それは母や家族が、私のために、私が人生でいろいろな選択肢を自由に選べるようにお金を用意してくれていたからだなと、今になって改めて思っています。
「家を買う人・買わない人」「車を買う人・買わない人」「結婚して子供をつくりたい人・つくらない人」「結婚して専業主婦・主夫になる人」「シングルマザーやシングルファザー」「結婚をしたくない人」「趣味のためにたくさんのお金を使う人」「海外に移住したい人」などなど、私たちには、上の世代以上に選ぶことのできる、いろいろな人生の選択肢があります。
 ただ、そのほとんどの選択肢は、お金が重要な役割を果たします。
 お金がないと、選ぶことのできる選択肢が減り、お金があれば、選ぶことのできる選択肢が増えるのです。
 景気が急に良くならない限り、所得はなかなか上がらないまま。少子高齢化、年金問題など、どれも悲しいけれど、今後の日本社会を担う私たちが直面していきます。
 一方で、スマホの進化、AI、キャッシュレス化、シェアリングエコノミーやFinTech など、新しい仕組みもどんどん生まれ、進化しています。
 新しい仕組みができれば、当然、新しいお金の常識・知識が必要になり、それを使いこなせば、出ていくお金を抑え、お金を増やしたり、残すことができます。
 これは、私たちより上の世代にはなかったチャンスでもあります。
 ただ、時代に合ったお金の常識・知識を自分自身で身につけていなければ、せっかくのチャンスも生かすことができません。
 でも、この本を読んで実践してくれれば、大丈夫です。あなたの人生設計に必要なお金の常識、知識、知恵が詰め込んでありますから。
 第1章では、今までの日本の出来事を振り返りつつ、ミレニアル世代の私たちが直面しているリアルなお金事情について、詳しく解説していきます。
 第2章は、お金とライフスタイルがテーマです。恋愛、結婚、子供、家、車、カード、趣味など、人生の豊かさと深くかかわるライフスタイルとお金について解説します。
 第3章からはいよいよ実践に入っていきます。
 お給料が少ない、なかなか上がらない中でどう貯めていくのか、そもそも貯めなくてもいいのかなど、「貯める」「増やす」をテーマに、所得が上がらない時代に、いわゆる「投資」などをして、どのようにお金を増やしていけばいいのか、ミレニアル世代以降の若者の等身大の目線で、さまざまな角度から解説します。
 第4章のテーマは、「ミレニアル世代のお金のミライ」です。
 仕事や働き方はもちろん、私たちミレニアル世代は今後、この日本でお金とどう向き合っていくべきなのかをわかりやすく解説します。
 私たちミレニアル世代の未来が、明るいものになるか、つらいものになるかは、正しい情報、お金の知識、知恵を手に入れて、実践できるかどうか、そしてみんなでその気持ちを共有できるかによって大きく変わります。
 ぜひこの本を通して、あなたが望む人生を手に入れてください。

◆目次

はじめに

第1章 リアルなお金事情

◎そもそも「お金」とは何か?
◎日本のお金の制度を知らなさすぎる件
◎情報次第で誰でもお金強者になれる世代
◎年金ってオワコン? 払わなきゃダメ?
◎税金高すぎ! 若い人ほど高いって本当?
◎日本経済から見るこれからの日本のお金事情
◎ミレニアル世代が絶対持っておくべきお金の意識

第2章 リアルなお金×ライフスタイル

◎私たち世代は一生にどれだけお金を使う?
◎将来のためにお金は貯めたほうがいい?
◎共働きが当たり前世代の結婚観
◎お金がなくても、子供は育てられる?
◎老後にかかるお金は数千万円?
◎収入が少なくても保険は入っておいたほうがいい?
◎家は買うべき? 借りるべき?
◎車を買う時代は終了? 車ってどうするのがベター?
◎ミレニアル世代はシェアリングエコノミーを活用すべし
◎ブラック企業に勤めると、お金でこんなに損をする
◎キャッシュレス社会を生きる上で知っておきたいこと
◎若いうちに手を出しがちなお金がないときのNG行動

第3章 リアルなお金の「貯め方」&「増やし方」

◎20代は貯めるお金なんてないんですけど!
◎毎月カツカツな私たち…お金が貯まるってどういうこと?
◎毎月数万円貯金したほうがいい?
◎手取り20万円以下でお金を貯めるには?
◎家計簿とかめんどくさいけど、やっぱりつけたほうがいい?
◎本当にお金はないけど、やっぱり貯めたいという人へ
◎趣味にどうしてもお金を使いたい人の貯金生活
◎お金を持っている世代のお金の増やし方は当てはまらない
◎お金もないのに、20代でわざわざ投資する意味なんてあるの?
◎投資をすれば、簡単に数千万単位で儲かる?
◎新しいサービスの積極活用がお金をつくる近道

第4章 リアルなお金のミライ

◎長く続く不況……私たちはこれからどう向き合う?
◎日本で暮らすミレニアル世代に待ち受けているもの
◎少子高齢化と私たちのお金の深い関係
◎奨学金とのうまい付き合い方
◎若者が選挙に行かないだけで若者のお金が減る?
◎すぐ退職上等! 仕事は給料と待遇を自分で選ぶ時代
◎実はお金が稼ぎやすい時代になりつつある
◎お金も人生も、自分で豊かにしていかないといけない

【著者プロフィール】
横川 楓(よこかわ・かえで)

ミレニアル世代のお金の専門家。1990年東京生まれ。明治大学法学部卒業後、同大学院へ進学、24歳で経営学修士(MBA)、ファイナンシャルプランナー(AFP)を取得。その他、マイナンバー管理アドバイザー、マネーマネジメント検定等の資格も保有する。また、在学中には地下アイドルの経験があり、ライブ活動などを行なうなどの異色の経歴を持つ。現在は特に若い世代やお金のことをあまり知らない世代へお金の知識の啓蒙活動を行ない、唯一のミレニアル世代のお金の専門家/経済評論家として活動中。「お金のことを誰よりも等身大の目線でわかりやすく」がモットー。SNSや各種メディアの連載で大きな注目を集めている。本書が初著書となる。

いかがですか?

ちなみに、本書のカバーイラストおよび本文イラスト、四コマ漫画を担当したイラストレーター2名もミレニアル世代。まさに、【ミレニアル世代による、ミレニアル世代のためのお金のバイブル】となっています。

ミレニアル世代はもちろん、

◎最近のお金の状況変化についていけていない人
◎お金のことを習わないまま大人になってしまった人
◎将来のお金に不安を抱えている人

など、人生100年時代を生きる全世代に役立つ内容が満載の1冊になっています。興味のある方はチェックしてみてください。



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