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【海外書籍ランキングTop10】#33今週のアメリカ版Amazon書籍売れ筋ランキング

こんにちは。
フォレスト出版です。

アメリカ版Amazonの書籍売れ筋ランキングのお時間です。

今週もテスト様にリアルタイムの情報をいち早くお届けしていきます。

先週は、長らく1位の座を守り続けていた「Atomic Habits」が
とうとうランクダウンし、女優ヴィオラ・デイヴィスの回顧録、

「Finding Me」

が1位に輝きました。

そしてピックアップ本では、行動心理学カテゴリ第1位のスーザン・ケインの

「Quiet」

をご紹介しました。

さあ、今週のランキングはどうなっているでしょうか。


★Amazon.com 週間売上Top10(2022/5/15時点)★
~The Top 10 Most Sold Nonfiction Books of the Week~

第1位「Finding Me」
VIOLA DAVIS

(CUSTOMER REVIEWS:★4.8/1,270REVIEWS)

☆3週連続ランクイン
『TIME』誌で「世界で最も影響力のある100人」の1人にも選出されたアメリカの女優ヴィオラ・デイヴィスによる過去の苦悩から勝ち取った成功までの回顧録。

第2位「Atomic Habits」
JAMES CLEAR

(CUSTOMER REVIEWS:★4.8/81,604IEWS)

☆172週連続ランクイン
習慣形成の専門家であるジェームズ・クリアが提唱する習慣を変えるために必要なツールと戦略。

第3位「Killing the Killers」
BILL O'REILLY & MARTIN DUGARD

(CUSTOMER REVIEWS:★4.4/296IEWS)

☆ランキング初登場
ベストセラー作家のビル・オライリーとマーティン・ドゥガードが2001年9月11日に始まった世界規模の対テロ戦争の奥深くへ切り込んだ、キリングシリーズの11作目。

第4位「The Mothers and Daughters of the Bible Speak」
SHANNON BREAM

(CUSTOMER REVIEWS:★4.9/1,157REVIEWS)

☆6週連続ランクイン
神はいつも約束を守ってくださるが、私たちが期待するような形とは限らない...。聖書に登場する女性たちの人生を検証し、信仰と家族の親密な関係についてシャノン・ブリームが描く。

第5位「This Will Not Pass」
JONATHAN MARTIN & ALEXANDER BURNS

(CUSTOMER REVIEWS:★4.1/278REVIEWS)

☆3週連続ランクイン
ニューヨーク・タイムズ紙の2人の記者による2020年の選挙とバイデン大統領の最初の1年と、アメリカ民主主義の1年半の危機に関する記録を描いた衝撃作品。

第6位「Atlas of the Heart」
BRENE BROWN

(CUSTOMER REVIEWS:★4.8/10,133REVIEWS)

☆24週連続ランクイン
人間の87の感情と経験のリストを地図化することで自分を見失なわず、他者との繋がりを取り戻す。ブレネー・ブラウン博士による“心の地図”。

第7位「The War on the West」
DOUGLAS MURRAY

(CUSTOMER REVIEWS:★4.7/354REVIEWS)

☆2週連続ランクイン
いかに多くの善意ある人々が偽善的で一貫性のない反西洋のレトリックに騙されてきたか…ダグラス・マレーによる反西洋の議論を鋭く討ち取った西洋文明への新しい弁明書。

第8位「River of Time」
NAOMI JUDD

(CUSTOMER REVIEWS:★4.6/655REVIEWS)

☆ランキング初登場
大人気カントリー歌手ナオミ・ジャッドによる不遇な少女時代から長年の精神疾患と戦った葛藤の人生の回顧録。トラウマによって人生に傷を負ったすべての人に向けた痛切な希望のメッセージ。

第9位「The Body Keeps the Score」
BESSEL VAN DER KOLK, M.D

(CUSTOMER REVIEWS:★4.8/47,154REVIEWS)

☆77週連続ランクイン
トラウマ研究の第一人者のコルク医学博士による
トラウマを癒すための大胆で新しいパラダイム。

第10位「Just Tyrus」
TYRUS

(CUSTOMER REVIEWS:★4.7/1,963REVIEWS)

☆2週連続ランクイン
スヌープドッグの元ボディガードであり、現プロレスラーで政治評論家でもあるタイラスの、ワイルドで実直な勝利の人生の物語。

※○週連続ランクイン表記はTop20内


今回は、2週連続で第1位に輝いた
ヴィオラ・デイヴィスの

「Finding Me」

をピックアップ!


Finding Me: A Memoir
私を探して:ある回想録

・・・・・・

「苦労と成功の物語…彼女の華麗な語り口は、古いレッテルを
剥がしたいと願うすべての人を勇気づけるだろう」
――ロサンゼルス・タイムズ

「その怒りは生々しく、率直さは衝撃的で、しばしば下品で、そして彼女の情熱が全ページに注がれ、素晴らしく生き生きとしている」
――AP通信

「『Finding Me』を読むと、彼女の能力がどこから来るのかがわかる。すでに感情の深みに引きずり込まれた人だけが、そこに戻る方法を容易に知っているのだ」
――NYタイムズ・マガジン

「ハリウッドで直面した「人種差別と女性差別」
を冷静に受け止め、それを克服するスト―リーは
本書をより効果的にしている。ファンは完全に
魅了されることだろう」
――TIME誌

・・・・・・

本書の中で、あなたはヴィオラという少女に出会います。

彼女は、「永遠に逃げない」という人生を変える決断をするまでは、自分の過去から逃げ続けていました。

これは私の物語です。

ロードアイランド州セントラルフォールズの壊れたアパートから、ニューヨークの舞台へ、そしてその先へ。

これは、いつも私のことを見てくれているわけではない世界で、自分の声を見つけるために歩んだ道です。

私は『Finding Me』を書きながら、私たちの物語はいかに精査されていないという真実に目を向けました。

私たちは、クレイジーで、競争的で、批判的な世界に適合するように、
自分の物語を作り直すことを余儀なくされています。

私はこの本を、人生に縛られず、絶望的な人生を駆け抜け、暗い記憶を掻きむしって、何らかの形の自己愛に辿り着こうとしている人のために書きました。

生きるに値する人生は、徹底的な正直さと、見せかけを捨て、
ありのままの自分でいる勇気からしか生まれないことを思い出させる
必要がある人のために。

そう、それはあなたです。

『Finding Me』は、深い内省と約束、そして自分へのラブレターのようなものです。

私の物語が、あなたの人生に光を当て、世界があなたにラベルを貼る前のあなたを再発見するきっかけになればと願っています。

・・・・・・

"コックサッカー・マザーファッカー"は私の大好きな表現で、8歳の私はそれを挑戦的に使っていた。

私は生意気な性格で、この言葉を口にするときは、
片手を腰に当て、中指を立てて、舌を出していたかもしれない。

もっと困った状況だったら、後ろ盾として姉のアニタを呼んだ。

彼女は、ロードアイランド州セントラルフォールズのすべての
少年、少女、女性、男性、そして犬に恐怖心を植え付けていた。

彼女はより良いファイターになるために爪を伸ばしていた。

彼女はとてもタフで、スタイリッシュで、才能があり、そして怒れる女だった。

"姉のアニタが来るわよ"と自信満々に言う。

しかし3歳年上のアニタは、なかなか私を守ってはくれなかった。

アニタは、オシャレで愛され、皆から恐れられているファイターだったが、私はそのどれでもなかった。

私は負けん気は強いが、内気だった。

だからスペリングコンテストで優勝したときには、金星をみんなに見せびらかしたものだ。

それは私が誰だったかを思い出させるための私の手段だったから。

3年生の時、セントラル・フォールズのハント・ストリート校で
一番足の速い男の子に、休み時間に競争を挑んだ。

すると真冬なのにみんなが集まってきた。

私の取り巻きはほどんどが女の子で彼のはまぁ、その他のみんなだった。

私の靴は2サイズ小さくて、つま先を覆うはずの靴下が
破れていたので、靴を脱いで友達のロージーに渡したら、

"やつのお尻を殴っちまいな!"と言われた。

でも私は殴らなかった。なぜなら勝負は引き分けだったから。

負けず嫌いの私にとっては嬉しいことだったけど、彼にとっては屈辱的なことだった。

その後は大混乱。

校庭でみんなが"再戦!再戦!"と叫んでいた。

そして"おいおいクリス、あんな子に負けるはいかないだろ!"と言う声が聞こえた。

それを聞いた私がハッとして彼らを見ると、彼らは笑いながら私を見て、
「あんなニガーには負けちゃだめだ」と囁いた。

騒ぎを聞いた教師たちがやってきたので、私は隅に隠れなければならなかった。

私が裸足なことに気づかれないように。まるで私が何か悪いことをしたかのように。

恥ずかしかった。なぜ、あんなにひどいことを言うのか。

私は常にいじめられていたのだ。

これが私が経験したトラウマのひとつ。
服装、髪型、空腹感……そして、家庭生活もその大きな要因だった。

――第1章「走る」より


【著者について】
ヴィオラ・デイヴィス
(Viola Davis)
アメリカ合衆国の女優、プロデューサー。
日本では「ヴィオラ」表記が定着しているが、本来のファースト・ネームは「ヴァイオラ」。2017年までにアカデミー賞、エミー賞、トニー賞を受賞し、演技の三冠王を達成した唯一の黒人女優である。2012年と2017年に、雑誌『タイム』による「世界で最も影響力のある100人」に選出された。


いかがでしたか?

今回ご紹介した「Finding Me」は現時点では日本未発売ですが、著者である女優、ヴィオラ・デイヴィスの出演作品は日本でも見ることができます。

エミー賞受賞
「殺人を無罪にする方法」(Netflix)

アカデミー賞受賞
「フェンス」(Amazon prime)

こちらも気になった方はぜひチェックしてみてくださいね。

来週も海外書籍のランキングをご紹介していきますのでどうぞお楽しみに!

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