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フォレスト出版立ち読みの本棚

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フォレスト出版の新刊・既刊・これから出る本の試し読みができるコーナー
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2021年7月の記事一覧

自分にとって最適な本を選ぶためのカスタマーレビューの正しい読み方

amazonで本を購入するとき、カスタマーレビューを参考にされる方は、かなり多いはずです。私もその一人です。 個人的には、文芸やノンフィクション、漫画なんかを買うときは、その本が面白いかどうかの判断は、★の数やレビューの内容がたいへん参考になります。実際、「外した!」と思うような本は、あまり多くありません。 一方、私はビジネス書を中心とした編集者という職業柄、ビジネス書については「企画の参考になるか」「今はどのような本が売れているのか」というリサーチ目的で購入することがほとん

かならずしも「お肌には保湿が大事」ではないという話。

前回、皮膚は、体重の約8%を占める人体最大の臓器であり、私たちを守ってくれている大事なバリア機能である、というお話をご紹介しました。 では、どうしたら、このバリア機能を健康に保つことができるのでしょうか? お肌を保護しようと、よかれと思って使っている化粧品が逆効果になってしまっている場合があるようです。 『ウソをつく化粧品』(小澤貴子 著、2015年刊行)より抜粋・編集して、ご紹介いたします。 *** 必要以上の保湿は肌の新陳代謝を阻害する 前回、表皮細胞は、生まれた

鬼門から入ってくる鬼を追い出す方法

フォレスト出版編集部の寺崎です。 ここだけの話、私は365日欠かさず、夜はお酒を飲みます。ここだけの話、私は自宅作業の場合、朝だいたい8時過ぎから仕事を始めるので、(10時始業ならちょうど19時だからいいだろうという言い訳で)17時過ぎたら最近気に入っているセブンイレブンで売ってる「スコッチウイスキーとソーダだけで作ったハイボール(アルコール度数8%)」を飲み始めます。 それゆえに、普段の「残業して21時から飲み始める」みたいなスタイルとは異なり、終わりも早いです。要は寝

【お金教育】こんなときどうする? 「子供間でのお金の貸し借り」「テストでいい点取ったら、お小遣いちょうだい」

こんにちは。 フォレスト出版編集部の森上です。 小中学生のお子さんがいらっしゃる方に質問です。 あなたは、わが子に対して「お金の教育」をしていますか? それぞれのご家庭や方針、やり方があるとは思いますが、なにげない親子間でのコミュニケーション、言動が子どもの将来に大きな影響を与えることは、他ジャンルの教育と同じく、お金の教育も同じと言われます。 親子間でのお金やお小遣いにまつわる会話の典型的なやりとりに、次のようなものがあります。 「お友達にお金を貸してって言われた

どうして肌のバリア機能をわざわざ壊すの?

これまでの記事で、化粧品を選ぶ際に注意しなければならないこととして、「成分を肌の内部まで届ける浸透剤と併用されているかどうか」というお話が何度となく出てきました。 浸透剤との併用をなぜ気をつけなければいけないのか、知っておきたい基本的なお肌の仕組みについて、『ウソをつく化粧品』(小澤貴子 著、2015年刊行)より抜粋・編集して、ご紹介いたします。 *** 皮膚は、体重の約8%を占める人体最大の臓器  人の体は大部分を水分が占め、水分の割合は年齢等によって異なりますが、新

相手に「いいレッテル」をどんどん貼ろう

フォレスト出版編集部の寺崎です。 個人的に最近「ボーンデジタル」の可能性を追求しています。とくにBtoB的関わりでの派生的展開、単なる情報コンテンツの枠を超えた活用方法について、いろいろ夢想しています。 さきほど、そんな「ボンデジ活用企画」を提案した企業さんの広報担当者と打合せをしたのですが、こちらの狙いと先方のニーズがぴったりマッチングして、手伝ってもらっている外部フリー編集者と心の中でガッツポーズをしました。 ZOOMでもリアルでも、最初の打ち合わせは戦々恐々とする

子供の頃の「お小遣いのもらい方」は、「将来の職業」に大きく影響する!?

こんにちは。 フォレスト出版編集部の森上です。 子供の頃、多くの人が親からもらってきたであろう「お小遣い」。年に1回のお年玉という臨時収入があるにせよ、基本的に自ら働いて稼ぐことができない子供にとっては、大事な収入源です。 10年以上にわたって子どものお金教育に関して研究・調査はもとより、講演・セミナーなどを積極的に行なっている村田幸紀さんによると、お小遣いのあげ方(子供からみると、もらい方)は、大きく次の4つのパターンに分かれます。 【お小遣いのあげ方、4つのパターン

乾燥肌やアトピーなど、肌が弱っている人ほど「植物エキス」に注意してほしい。

前回の記事で、「自然のものなら当然体にやさしいし、肌にもやさしいはず」というイメージだけで、オーガニックコスメ、ナチュラルコスメ、自然派化粧品を選ぶことは危険であることをお伝えしました。 特に、オーガニックコスメや自然派化粧品に配合される成分が「植物由来であること」「成分を肌の内部まで届ける浸透剤と併用されていること」に問題があるというお話でした。 植物には「植物毒」と言われるものがあります。薬が、薬として効果を発揮するときもあれば、ときに毒にもなることもあるのと同じこと

学びの生産性を上げるアウトプット術

今月の半ばに、次の本が刊行予定です。7月頭に校了して、さっそく昨日、見本が仕上がってきました。 非常に斬新な読書術の本ですので、ぜひ楽しみにしていてください。このnoteでも時期を見て、ご紹介したいと考えています。 著者の羽田康祐さんは外資系コンサルティングファームと広告代理店の両方でキャリアを積んできた方です。外資系コンサルティングファームでは合理的に物事を進める方法を、広告代理店ではプランナーやクリエイターなど、多様な人材とプロジェクトを進める方法を学んできたといいま

「吸って吐く」から「吐いて吸う」へ

フォレスト出版編集部の寺崎です。 現在、8月新刊『新版 呼吸の本』(加藤俊朗&谷川俊太郎・著)の編集作業に追われています。また、その裏では9月の新刊『ビジネスライブ配信のはじめかた』(赤城良典・著)の原稿も脱稿していて、編集を待っている文字群が手元にあります。それと並行して、7/26に発売予定のボーンデジタル書籍『ビジネスに役立つ武器としてのプログラミング』(登尾徳誠・著)の初校チェック、翌月にリリース予定の佐川奈津子さんのボーンデジタル新刊の編集作業、『ビジネスライブ配信

【お金】たくさん稼いだら、人はお金持ちになるのか?

こんにちは。 フォレスト出版編集部の森上です。 たくさん稼いだら、人はお金持ちになるのか? この命題に対して、あなたならどう答えますか? お子さんがいらっしゃる方は、もしお子さんからこの質問が飛んで来たら、あなたはどう答えますか? 「すぐに使える資産が2000万円以上」が入会基準のコミュニティを主宰、子どものお金教育にも精通している村田幸紀さんは、7月13日発売(Amazonでは7月12日)の新刊『わが子が将来お金に困らない人になる「お小遣い」のルール』の中で、この命

“いい化粧品”が次々開発されているのに、なぜ肌の悩みはなくならないのか。

プロの理美容師の方々を中心に、皮膚の構造や化粧品化学について、「皮膚美容科学」として講習会を行っている東京美容科学研究所の小澤貴子さん。皮膚科学をベースにした〝正しい手当〟について伝えている小澤さんのもとには、毎日のように、 「石けんで洗えないくらい、肌がヒリヒリします。使っている化粧品の成分を調べてもらえませんか?」 「オーガニックの自然なものを使っているのに、どうしてかぶれるのでしょう? 私の肌が悪いんでしょうか・・・」 といった悩みが寄せられるそうです。 こうした

【お金教育】わが子の「お金リテラシー」を、家庭で鍛える方法

こんにちは。 フォレスト出版編集部の森上です。 欧米に比べて、日本では「お金の教育が行なわれていない」といわれます。お金教育の重要性が求められているものの、残念ながら、いまだ日本の学校教育では教えてくれないのが現実です。となると、家庭での教育が求められます。 ただ、家庭の現場で、わが子に何をどのように教えていけばいいのか? 自分が今までロクにお金の教育を受けていないまま親になってしまっていたら、なおさらわからないものです。 そんななか、親子で唯一ともいうべきお金のやり

残念な「オス」という生き物を語る。

フォレスト出版編集部の寺崎です。 今週、2冊ほどリメイク書籍を担当させていただいた藤田紘一郎先生がお亡くなりになられたニュースが社内を飛び交いました。 報道によると、5月14日に誤嚥(ごえん)性肺炎のためにこの世を去ったとのことです。このご時世ですから、葬儀はご家族だけで、このような形で後日に報じられたわけですが、とても残念です。 藤田紘一郎先生は現役医師ながら、『笑うカイチュウ―寄生虫博士奮闘記』(講談社)を手始めに、『清潔はビョーキだ』(朝日新聞社)、『50歳からは