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現状を変えるための方法

人は変化を嫌う。

特に日本人のDNAとして
不安要素を避け、現状維持を優先する
という特性が顕著であるのは有名。

これは、生存戦略の一種であり
必ずしも悪いことではない。

個体として身を守るために
安全な集団に属し
安全な場所に身を置くことが
優秀な戦略の1つだから。

古来より
野獣や災害から
身を守るため
人はこうして協力し
みんなで生き延びてきた。


サバイバルな世の中においては
生き延びるために優秀な戦略


だけど、普通に生活していて
命を脅かされるリスクの無くなった今

その戦略は必須ではなくなった。

身体的な安全性が高まった今
より必要になっているのは
心理的な安全 または
心理的な充足感


だけど、人のDNAに刻まれている
身を守る特性は
未だに発動している

その結果
身体的安全性を優先して
変化を避けるために
心理的危機に気付けず

気がつけば心が病んでしまうケースは多い。


1,あなたの居場所、心は安全?

賢いリーダーは、それらのことに気づき
組織において
心理的安全を何より大事にしている。

そういう組織は
チーム内でのモラルや
メンバーの主体性を重視する傾向が強い。

主体性や認め合い
人格的な価値を大事にするため
チーム力が上がる。

チャレンジがしやすい。

プラスのエネルギーに満たされ
新しい価値も創出される。

結果的に
組織内外からの信頼が高まり
ジワジワと業績も上がる。


しかし、従来型の
結果最優先の組織では

メンバーの人権なんかよりも
数字に重点が置かれる。

さらに古い組織であれば
伝統を壊すのを恐れて
メンバーが余計なことを
しでかさない様に
管理することに重点が置かれ
メンバーが窮屈な思いをする。

(組織内でのヒエラルキーが高く
裁量権がある立場の人は別)

そうした組織に属して働くと
自分の心をフタで抑えて
我慢して生きるスタイル
になってくる。
それも何十年も。

給料が良ければ、なお
その組織にしがみついて
離れることが難しくなる。

こうして「耐えるしかない」
という心理になり
ワクワクとかドキドキとかを
感じなくなっているとしたら

それは危険信号。


2,幸せな人生にむけて

まず幸せとは何か。

それは、
100人の人がいれば
100通りの答えが返ってくるため
一概には言えない。

だけど一つだけ言えるのは
自分の意思に正直に生きること

「〜したい」という内なる欲求に
素直になって
その実現のために
試行錯誤している時間


他の人から大変に見えても
自分の中では充実してたりする。

例えば
「色んな人との出会いが幸せ」
「身体を動かすのが幸せ」
と感じる人にとっては
自転車に乗って日本一周回る
というのが1つの方法になる。

エアコンの効いた車の中から
汗水流して坂道を登る
自転車のそのおじさんを見ると
「大変だなぁ」と思うかもしれないが
本人は幸福感を感じている。

こうしたエピソードを見ると
「そんなの分かってるさ」という
気持ちになる。


だけど、この自転車のおじさんの様に
素直にしたいことをする生き方
っていうのは
本当に難しい。


特に大人になって
経済社会の中で生きていると
好きなことはあるけど
稼がないと生活できない

という気持ちが先に立ち

自分の心に向き合うことを
いつしか忘れてしまう。

さらには
組織のため、家族のため、プライドのため、
立場があるから、責任を果たすため

と理由をつけて
さらに壁を高くしてしまう。

そしてこれらには
自分の気持ちが含まれていない
どれも他者からの評価が
柱になっている。

ドローンになって
上空からそんな自分を見てみると
ただ変化を、評価を怖がっている
ということが分かる。

ただ、ここで付け加えたいのは
自分にとっての幸せ
・組織の中でリーダーシップを発揮する
・組織の発展に貢献する
・数字を上げる
・競争に勝つ
などであれば、
従来型であろうが伝統的であろうが
組織での働き方を堪能すべき
だと思う。

従来型、伝統的組織が悪い!と
言いたいのではない。

そうした環境に幸福感を見出せず
辛さを抱えているのに
現状を変えずにいることが
危険だよ

と言いたい。

3,どうすれば手放せる?

仏教の教えに「心身一如」という
言葉がある。

人の身体は心の映しであるという。

内なるもの(心)が身体(表現)として
現れるということ。

内なる心に従って、その様に表現し
生きること

それが幸せになる方法。

そんなことは分かっている。

ではどうするか。

まずは、
・耐えるしかないと思ってる
・組織での立場があるからと思ってる
・責任を果たさなければと思ってる

という心理は
現状維持バイアスにかかっているんだ
と認知すること。

あなたがいなくても
代わりの誰かが入れば
組織は回る。

次に、自分の幸せを知ること。
・何が心地いい?
・これまで夢中になってやってきたことは?
・自分でそう思ってなくても人からすごいと
言われたことは?
・どんな1日を過ごしたい?

などの問いに対して
ワガママに本音を書き出し
自分の内側を知る。

そして、学ぶ。
自分のしたいことを実現するためには
・現在の状況を知る
・世の中の仕組みを知る
・自分のリソースを活かすルートを知る
・成功者の考えを学ぶ
・お手本にしたい人から学ぶ

最後に、行動する。
・恥ずかしい気持ちとか捨てる
・まずは学んだことを忠実に再現
・徐々に自分流に
・小さくやって失敗したら改善
・笑われても成功のための糧と捉える
・全ての人に感謝
・目の前の小さいことがいずれ大きくなると知る
・続ける

この過程を踏んで、徐々に現状から
離れて幸せに向かっていく。

①現状維持バイアスになっていることを知る
②自分にとっての幸せを知る
③学ぶ
④学びをもとに行動する


これまでの地の時代が終わり
風の時代
になった
と言われる。

固く守り耐えて維持してきたものが崩れ
一人一人が風の様に自由に変化しながら
生きていく。

そんな時代を生きていくために
生き甲斐を見出せない今を変えて
踏み出していこう。

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