出航編_その4_他者からのイメージ_サムネ

人生の大航海マップ 海路編 〜その2 「自分の知らない自分に出会う」(他者から見た自分)〜

自分に合わない生き方を選んでしまっていた。

それは生きる目的でなく、手段に生きたのではないか
そう問いたくなる時があります。

「好きなことを仕事にするのは苦しい」
「好きでなくてもやり続けていたら好きになる」

という言葉を若くて迷っていた時期に
よく聞きました。

今の私なら若い頃の自分に
「目的にあってさえいれば
仕事は好きなものでも好きでないものでも良い」
と言いたいものです。

大事なのは
「どんな仕事を選ぶかより
どんな生き方がしたいか
」。

そしてこれは「7つの習慣」で有名な
スティーブンコヴィーさんが
主張していることですが
人にとって最も幸せなことは
「選べること」

生きる「目的」は選べる。

生きる目的が
「親のために尽くす」でも
「昆虫の研究を生涯続ける」でも
「誰も思いつかないことをする」でも
「子孫を残す」でも
どれでもOK。
そこは人によって違いますね。

そして、その目的に沿った行動ができていれば
私たちは幸せ


「親のために尽くす」ことを目的にするなら
それが叶えられる仕事なら何だっていいはず。
たくさんの時間を共にしたいのなら
短い時間の働き方を選んでもいい
親の物理的な欲求を叶えてあげたいなら
お金がたくさん稼げる仕事を選べばいい
人が嫌がる仕事でも「親のために尽くす」
その目的が叶えられれば全然いい


ちょっと哲学的な感じになっちゃいました。
要は
幸福感の高い人は
「自分で選んだ生き方」をしている人

だということ。

反対に幸福感の低い人は
「自分で選べない生き方」をしている人


なんて、かく言う私自身が
何を隠そう
以前は、自分で「生きる目的」を
見出そうとせず
生き方の選択すらしようとせず
他人任せで生きていた。

今は、あるきっかけのおかげで
どん底から学び直し
こうして自分自身を苦しめていた
心理に関わる仕事に
つかせていただいています。

すみません。話がそれましたね(汗)

生きる目的は自分で選べる


この現代の日本。
自分の生きる目的は選べるはず
(生物学的に無理なものを除いては。
*40歳前なのに「今から10日間で
ウサインボルトみたいに
速く走れるようになる」とか)

自分で書き出す分は自由!
「私なんて・・・」と思わずに
まずは是非ワガママに。

生きる目的を書き出してみる

いいかと思います。

最初はむず痒くても、
少しずつその言葉に慣れていきます
から^ ^


そして気がつけば
あの恥ずかしかった言葉が
今や自分の本当の生きる目的
ポジションしている。

その辺の心理についてはこちらで
説明しています。

そして、その目的を実現させるための
道具は揃っている
はず。

例えば情報だったり
知識だったり。

情報や知識は
ネット上にもあり、
書籍、先人の話など
どこにでも転がっています。

そして、皆さんも実感がおありかと思いますが、
やっぱり
体験が1番説得力のある知識となります。

よく「まずは行動!」と言われますが
揺るがない知識を持つためには
「まず行動」は
やはり理にかなっていると思うのです。

自分が経験したストーリーは
自信を持って語れる知識になる
から。


目的を叶えるためにはお金がいる!
という人には、

「生きる目的を叶えるために
まずはお金を稼ぐ」という
前段階の目的を置けばいい

そして、前段階に置かれた目的を
まずは達成するために
知識を集め、行動をする。

そして達成したら、次の段階の目的に
向かって努力する。

その努力の過程こそが実は
「幸せ」なんだと言われています。

「ONE PIECE」の場合

漫画「ONE PIECE」だったらこんな感じでしょうか。↓

人生の目標

ルフィには「海賊王になる」という
生きる(大きな)目標があって
そのためにまずは「船を手に入れる」という前目標
次に「仲間を手に入れる」
次に「ライバルを倒す」
そして最後に「海賊王になる」

各目標の前には必ず壁。
そして、その壁を越えるために
ルフィたちは打ちのめされたり
立ち上がったりしながら
努力をします。

その努力(旅)の過程は
私たち視聴者にワクワクやドキドキ
時に怒りや悲しみ、そして感動を
与えてくれます

この感情の揺れ動きが「幸せ」である
言われます。

私たちもルフィではありませんが
大きな「生きる目的」があり、
その前に小さな目的があり、
それをクリアするために、
努力をしている
ところは同じ。

ところが、もし
ルフィが「海賊王に俺はなる」という
目的を持たずに
「俺、何となく海に出てみた!」と言っていたら
どうでしょう?

こんな素敵な仲間と出会えたか、
こんなに強く大きくなれたか、
そもそも旅はここまで続いたか、

私には想像つかないです…

やはり目的あってこその行動

私たちも、後悔のない濃密な人生を送るために
やはり目的を持つことが大事。
そして、目的に向かって自分は
ちゃんと進んでいるかも確認が大事
だなぁと改めて感じさせられます。

なにより
目的を持つことで無駄な努力が減りますしね^ ^
1つ1つが「必要な努力」に変わります。

ルフィーも「海賊王になる」なんて
言い始めた頃は、笑われていましたが

今では、まんざらでもないというか
ルフィといえばコレ!
という具合に
認知されちゃってますよね^ ^


今回の「人生の大航海マップ」シリーズ
まさにその作業を丁寧に行なっています。

人生の目的をしっかりと持ち、
そこに向けた計画を整えて
時間の使い方や行動を選んでいけば
自ずと不安も減り
高い幸福感で進むことができます

ジョハリの窓

さて前置きが長くなりましたが
今回は
自分が気づいていない
自分の素質に出会う
ための1つの方法。

「他の人から見た自分」
まとめていきましょう。

ジョハリの窓とは、サンフランシスコ州立大学の
心理学者ジョセフ・ルフト (Joseph Luft) と
ハリ・インガム (Harry Ingham) が発表した
「対人関係における気づきのグラフモデル」のこと。

画像2

このように4つのカテゴリーで自分のイメージを
分ける方法。

主に対人コミュニケーションの素材として
活用したりしますが、今回は
自分の資質を知るために
使っていきます。

目的はもちろん、
自分をより詳しく知り、より自分にピッタリな
人生設計をするため
です。


ジョハリの4つの窓

ジョハリの窓には4つの窓があります。

○開放の窓
 →他の人も自分自身も知っている自分の素質のこと。

○秘密の窓
 →他の人は知らない本当の私(笑)。
  人に見せていない自分の側面です。

○盲目の窓
 →周りには認知されているが
  自分で気づいていない素質のこと。

○未知の窓
 →一見、自分には無いと思われる要素。
  逆に言えば開拓の余地がある領域。

このジョハリの窓を通して
よく使われる啓発法は
自己開示をして「秘密の窓」を
「解放の窓」にシフトする
など
の方法ですが(ここの部分の細かい説明は
ここでは割愛しますね)

今回の目的は
自分の知らない自分を知る」こと。

つまり
「盲目の窓」と「未知の窓」から
自分の知らなかった、意識しなかった
自分の新しい可能性を洗い出すことになります。

そして、夢実現に向けての武器として
懐に忍ばせていこうではありませんか!


シートの記入の仕方

ではまずは、以下からコピペ&印刷をどうぞ。
詳しい方法を解説していきますね。

海路編 その2 他者からのイメージ

まず、この用紙を2枚印刷していただき
1枚は自分の周りの人に。
(友達、恋人、同僚、家族など)
できれば、フラットにあなたのことを
見れる感じの人に


そしてもう1枚は自分用に。

そして、上のカーキ色の①〜㊻までの
項目に当てはまるものをチェックしていただく。

その後、下の4つの枠に書いてある通りに
項目を書き込んでいきます。

自分も他人も○をした項目は
「開放の窓」

自分は○相手は○をしていない項目は
「秘密の窓」

相手は○自分は○をしていない項目は
「盲目の窓」

自分も相手も○をしていない項目は
「未知の窓」


開放の窓、秘密の窓については
ご自身でお気付きの能力。
ここでは深く扱いませんが

盲目の窓の項目は、
すでに周囲に認知されていて
あなたが気づいていない
能力となります。

これは、きっと嬉しい発見なはず。
周囲にはすでに認知されていることですから
自信を持っていい要素
になります。

未知の窓の項目は、
これから伸びしろがある領域として
捉えてみてくださいね。

「自分の知らない自分の能力」
これを新しく知ることで
自分の自信が広がり
可能性が広がる


今回のテーマはそのような内容でした。

いかがでしたか!?

さて次回は、
自己分析をして、自分のことが分かった今の頭で、
どんな未来を作っていけるかイメージしながら
中期の目標「3年後の自分」を
立てていきましょう。

Twitterでは、日々の実践現場での
心理術や哲学、歴史から
学んだことを呟いています。

@morito09976709

それでは、次回以降の
プログラムを載せておきますね。

では、共に進もう!!

「出航編」
  その1 「何をしたくないか」

  その2 「どんな人生にしたいか」(今回)

  その3 「今の自分を書き出す」(自己分析)
      ①時間 ②休日 ③お金 ④思考 ⑤技能

「海路編」
  その1 「自分が捉える今の自分」
      (セルフイメージ)            

  その2 「自分の知らない自分に出会う」
      (他者から見た自分)
          ↑
         今回

「深海編」
  その1 「10年後の自分はどうなっているか」
      (長期の夢)

  その2 「3年後の自分はどうなっているか」
      (中期の夢)

「上陸編」
  お宝 「マンダラチャート」
      (具体的な目標達成シート)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?