『リトルキャプテン』 18 〜ちっぽけな僕の壮大なストーリー〜
マーク兄弟の結成にはちょっとしたエピソードがあった。実は、二人は血のつながった本当の兄弟ではない。同じ小学校に通っていた二人は、当時できたばかりのクラブ活動で知り合った。「映画クラブ」だ。マーク・リード(後の兄)と二つ年下のマーク・スコット(後の弟)は、名前が同じと言うこともありすぐに仲良くなった。リードは当時から、将来コメディアンになる夢を描いていた。スコットをとても可愛がり、スコットもリードを尊敬していた。その後、中学も高校も別々の所へ行った二人は、会う機会もなくなり段々疎遠になっていった。高校卒業後リードは、実家の仕事を手伝いながらコメディアンを目指し、ゆくゆくは相方を見つけてコンビを組むことも視野に入れていた。ある日、一枚の葉書がリードの家に届いた。リードの小学校時代のクラスメイトからの葉書で、同窓会が開かれるお知らせが書かれていた。夢に邁進するリードは、最初それどころじゃないと思っていたので断ろうとしたが「息抜きに行ってみるのもいいかな」と思い始めて行くことを決めた。
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