かつての里山に暮らす動植物 その3 樹木 ~背の低い木々が生き延びる工夫~
さて、前回からの引き続きでかつての里山に生える中・低木のご紹介。上の写真はなんともユニークで、いろんなものに見えてくる形をした葉だが、”カクレミノ”という木のもの。「天狗の隠れ蓑」からその名が付いたと聞いたが、わたしにはそれがどういったものなのか、残念ながら分からない。ただ、葉の形が、あのゲゲゲの鬼太郎に出てくる”子泣きじじい”が着ている蓑(みの=昔の合羽のようなもの)に見えなくはない。
カクレミノは一年中、葉を付けている常緑広葉樹なので、おもに西南日本の太平洋岸、シ