『嫌われる勇気』を読んで
人生観が変わると聞いて、普段本を買わない私が迷わず手に取った本。
序盤は難しかったけど、確かに読み進めるうちに新たな世界がどんどん開けていった。
特に印象に残っているのは「目的論」と「普通である勇気」の話。
「目的論」では、
これまで無意識のうちに、過去の経験から
自分の限界を決めていたことに気付かされた。
過去にとらわれず、「なぜそうするか」を意識して行動すれば、
誰でもいつでも未来を変えられることに希望が持てた。
「普通である勇気」では、
これもまた私の経験から無意識のうちに、
「もっと優秀な人にならなければ」
「それがうまくいかなければ自分は何も価値がない」
と、常に両極端で考えてる自分に気付いた。
「特別」であろうとせず「普通」でいれば、
いろんなマイナスの考えが無くなると思った。
「普通」でいると聞くと、
なんだか何も努力しようとしていないようにも聞こえるが、
「普通」であろうとすれば、
上手くいかなかった自分を「そんなこともあるよ」と受け入れられるし、
逃げ出したいことがあっても「みんな普通にやってることだ」と捉えて
もうひと踏ん張りできる。
ただ少しだけ、
「『普通』であろうとすると、
周りに紛れて自分が平均化されてしまうのでは?」
という懸念もあったけど、
必ず誰だって “個性” があることを思い出して、その懸念は吹き飛んだ。
「特別」であろうとして本当の自分を出せずに追い込まれるくらいなら、
「普通」であろうとして時折垣間見える “個性” を知ってもらう方が、
自分らしく自分なりの人生を歩める気がする。
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