一度立ち止まって競争することについて考えたい
競争することもほどほどにしないといけない
かもしれません。
僕はあまり競争が得意ではありません。
あらゆる基準で誰かと誰かを競わせて評価する
ことに少し疲れているところがあります。
できるだけそこから距離をおきたいとも
思っています。
そこまでして勝ちとらないといけないことが
この世の中に本当にあるのだろうかと思って
しまう。
僕の知り合いに燃え尽き症候群に
なった人がいます。
燃え尽き症候群(バーンアウト症候群)とは、
それまでモチベーションを高く保っていた人が、突然やる気を失ってしまう症状。
努力に見合った結果が出なかった場合や、逆に大きな目標を達成したことで打ち込めるものがなくなり、何もやる気が起きなくなってしまう場合もあります。 医学的には、うつ病の一種とされています。
彼は高校では特進クラスにいたようで、その
クラスでは大学受験において高い目標が設定
されていて、もちろん強制的ではありません
が、クラスの中でも最低ではこのラインの大学
に入らないといけないと言う暗黙のプレッシャ
ーがあったそうです。
そんな環境に置かれている彼は、自分の
目指す大学に入るために高校1年の夏から
土日も休まず、毎日近所にある図書館に
通って勉強していたそうです。
そんなクラスの中でのプレッシャーにさらされ
ながらも無事に目標とする大学に入学、そこま
では良かったんですが、大学入学後から大学で
の活動に意欲を持てなくなってしまったそうな
んです。
その理由に関して本人から、「良い所(大学) に
入らないといけないと思い必死に勉強して、
そして志望校に合格して心の底から喜んだけど
そこでもう気力を全部使い果たした感覚があり
ました」、と言っていました。
高校3年間苦労して掴み取った大学での
4年間がこれから始まるのに、そこに費やす
エネルギーはもう残っていなかったと言って
いたんですね。
また彼からは、「その厳しい競争に勝ったは
いいけどその厳しい競争によって大学に入って
本来何をしたいと思っていたのかも分からなく
なってしまった感じです。」と言っていました。
その友人はその熾烈な受験戦争に疲れ切って
しまい受験終了後に無気力と疲労感に襲われて、
その後彼は自分が燃え尽き症候群になってい
ると気づいたそうです。
僕は彼からその話を聞いた時に、
あることを思い出しました。
それは僕が中学生の頃体育祭で全員参加の
徒競走をした後のこと、ある同級生が横で
「徒競走ってなんで全員参加なの?」
「苦手な人はどうすればいいの?」
「走りたい奴が走ればいいじゃん」
そう言っていたんですね。
僕はそのことを思い出して、確かに得意な
人はいいけれど苦手な人まで参加せざるを
得ないあの徒競走は一体どういった意味が
あるのかな?と思うんですね。
走りや運動がそもそもあんまり得意でない人
からしたら徒競走に参加する意味を見いだす
事はできないと思うんです。
最初からビリになると分かっていながら
走る人はどんな気持ちで走れば良いのか。
みんながみんな徒競走がしたい訳ではないし
やってみたい人がやってみたら良いんです。
この競争主義には少し距離を置いても良い
のかもしれません。
何も絶対に競争に参加する必要はないし、
ましてや過剰な競争によって精神的、肉体的に
人間が不必要に疲弊する必要はないんです。
度を越した競争の代償って結構大きいのかも
しれません。
自分が納得してなおかつ心身共に良好な
状態をキープできる競争ならば何も問題
ないです。
自分には合わない競争だと思ったらすぐに
その競争から撤退して良いと思います。
そんな競争について長々と綴ってみました。
ありがとうございました!🙇♂️
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