見出し画像

生成AI等のテクノロジーを使えないから、新卒の年収が高いのだ!!

この記事はLudensの人員募集に際して、働いていただく方と僕の感覚値をよりはっきりと理解できるように書いたものです。

スタッフ募集の有無にかかわらず、現在の飲食業界における、大きく広げると社会全体における女性活躍のスタートラインそのものであるので、ご覧いただけるとうれしいです。

当店のスタッフ募集はこちらから↓



春闘での賃上げと、経営課題の乖離。


2024年、運送業等の残業時間上限規制等が始まり、ほぼすべての業種で人手不足が問題化しています。
日本が経済成長を見据えていると言う点においても、労働者の賃金を上げると言う動きが日本中で広まっています。
2024年の春闘に置いて、大企業のほとんどが希望している賃金アップを認めるもしくはそれよりも高い水準の賃金アップを行うと決定しました。

春闘における賃金アップは、以前大企業を主体としていますが、中小企業、零細企業にもその問題の余波は広がっています。

大企業と同じ水準、もしくは近い水準にしないと、会社に人が来てくれない。
経営を何度見直しても、やはり賃金アップの原資が作れない。
などと言う声も大きく聞こえます。

今日本は人手不足に喘いでいます。
人手不足が深刻化する中、同時に新卒社員の初任給のペースもどんどん上がり、人材市場では(売り手有利)になっているのが現状です。

ここから先は少し尖ったことを書きますが、
自分でお店を経営していく中で、これを読まれている。ほとんど多くの方よりも、営レベルが小さい中、それでも僕が思うのは、

【なぜ何もできない人の給料が上がっていくのか?】と言う疑問です。

これは新卒社員が悪いとか、給与が見合っていないとか、そういう話ではなく、普通に考えると何もできない社員の給料は低いのが当然だと思っています。

人材確保や、パワハラ等そういった問題も中にはありそうですが、美味しくない野菜は安いです。

おいしいお肉は高くて、輸入物の肉は安い。
スーパーに行くとよく見る光景ですが、これは人のニーズがとても深く噛み合っています。

今回の新卒社員の初任給が高くなっていると言う点も、このニーズに関わっていて、経営者からすると、【今のシステムを、継続させたいから、人を雇わなければいけない】と言うメカニズムの元から作られるニーズです。

優秀な人材は、より給料の高い方に動く。
これは、よりおいしいお肉は、よりお金持ちが買っていく。
そういった流れと全く同じで、当たり前のことだと思います。

問題は経営しているどんな人間も、(自分も同じ肉を食べなければいけないと思っている)ということです。

人がたくさんいると、その数だけ答えがあって然るべきだと思っています。
本来だったら、大企業がたくさんの人を雇い、マンパワーで経済を動かしていくスタイルもあれば、そうじゃないやり方で独自の経営をしていく人もいていいと思います。

僕は新卒のような人材をより高額な給与で引っ張っていけない。現在は、何らか1989年に弾けたバブルのような気がしています。

本質から目を背けた、架空の価値観が、そこにあるような気がしてなりません。

人の【手】を借りずに、【頭】を借りる。

なぜ新卒の給料が上がっているのか。
人手不足という言葉で置き換えるととても簡単ですが、僕は30代以降の少しずつ経営に関わっていくポジションの社員や、現在しっかりと経営に関わっている役員の方々が、生成AI等の(既に人を必要としない存在)を使いこなせていないからだと思っています。

単純な例になりますが、ここであなたが新卒社員を雇用したとして、まずオフィスで何をさせるでしょうか、

簡単なExcelデータの入力でしょうか?
今、あなたが抱えている重要な案件は任せることができるでしょうか?

多くの方が新しく入ってきた人には、まず簡単な業務をお願いすると思います。

しかしながら、それは人がしなければいけないのでしょうか。
現在、ChatGPT4等の生成AIでは、月額の有料課金をするだけで、Excelデータをそのまま投げて、データ解析や分析をしてくれる機能もあります。

会社においては、企業の情報漏洩等の点もあるかと思いますが、多くの企業がそういった不安を抱えている中、そのニーズに合った新しい生成、AIの会社もこれから出てくると思います。しももしかしたら出ているかもしれません。

つまり、新入社員にやってもらう仕事と言うのは、実は現在でもAIにすぐにでも置き換えることができます。

情報漏洩の観点から、もしくは私のような30代中盤や40代50代の会社員の人たちが、リアルタイムで生成AIに触れることがなく、そのため生成AIで何ができるかもわからないまま、その状況をほったらかしにし、既存の(人に仕事をお願いする)と言うスタイルに固執しているからこそ、新入社員の給料がどんどん高くなっていると思います。

逆に言うと、これから先そういった役職の会社員の方がどんどん生成、AI等に触れる機会が多くなり、それを活用する能力を自分たちで身に付けていったとき、おそらくバブル崩壊のように新卒入社の人たちの給料はどんと下がっていくでしょう。

簡単に言うと、現在は会社を回している人間が(人)と言うリソースを使わない手段を持っていないため、(人)の価値が上がっています。

遅かれ早かれ、生成AIで今までやってきた仕事が移り変わってくる時代は必ず来ます。
その時になってから焦り出すというのが大半の人間の行動だと思います。

自分には関係ない。
自分の仕事はまだまだ大丈夫であろう。

そんな思い込みよりも早く、世界中の頭の良い人たちは、今のAIのレベルをさらに高めています。

そのうち簡単に効率的にAIに仕事をお願いすることができる未来が来ると、人間のやる事は雑務に置き換えられます。

トイレ掃除やゴミ箱を変えるなどといった、そもそもロボットに代用してもらうにも、コストも高い雑務です。

そうなってからでは遅いと思うので、当店ではスタッフ募集に際して、単純な調理補助や袋詰め等の人員を必要としません。

これから必要なのは、お金をもらいながら、でも最新のAIに触れながら、実際に経営に落とし込んでいくこともできるおいしい職場です。

当店では今アルバイトを募集していますが、ご縁のあった方々には、生生AI等を使ってデータ分析をするなど、考えた事はあるけれども、やったことのない作業を1からやっていただきます。

なんだか偉そうなことを書いていますが、僕もやった事はありません。
しかし、必要な内容や求めたい目的等が明確にあると、意外と簡単なのではないかとも思っています。

ChatGPT4等の生成AIが世の中で流行り始めた時に、お手持ちの携帯電話からアカウントを作り、少しだけ扱ったことのある人はたくさんいると思います。

だけど、生活の身の回りでは特にやってもらうことがないし、単純な質疑応答で終わった方も多いと思います。

生成AIは現在、家庭レベルにおいてはまだまだ役立つものではないけれども、内容によっては会社の経営等で特に必要になる存在だと思っています。

この中間地点がないため、世の中の多くの人は、生成AIに触れる機会がなく、これから来るであろうAIに仕事を奪われたり、AIを使って仕事をするといった世界をはっきりと想像することができないのだと思います。

今とても大事なのは、実際に経営においてAIを使ってみると言う経験です。
僕にとってもはじめての試みですが、これが成功する失敗すると言う問題ではない気がします。

もっとよくわかってから使おう。
みんなが使い始めてから使おう。

こういった気持ちがダラダラと成長を阻害している気がします。

よくわかんないけど、とりあえず使ってみる。
こういった1歩先に足を踏み出す行動を、自分がリスクを取ることなく、手に入れるのが最もおいしい手段だと思います。

当店ではまだまだ僕自身よくわかっていませんが、月額料金を払って生成AIを使っていきたいと思っています。
何に使えるか分かりませんが、きっと使い始めたら、自分に合った使い方がわかると思います。

皆さんにここでお伝えしたいのは、単純な労働力にならないでほしいということです。
単純な労働力であればあるほど、これから先どんどん給料は少なくなっていくと思うし、どんどん自分の人生のハンドルを握れなくなります。

変わるなら今だと思います。

この記事が参加している募集

仕事について話そう

働きたい飲食店を目指して目標に進んでいます。