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レシピ|エルダーレモンジャムの作り方

僕の商品の中で一番の人気商品「エルダーフラワー香るレモンピールのウィークエンド」に使っているレモンジャムのレシピです。

私はシチリア産のレモンを使い、国産はちみつをたっぷりと使って丁寧な甘さと酸味を出していますが、普通の家庭では手に入りにくいかと思うので、スーパーで簡単に手に入るレシピで公開します。

料理人的ポイントとちょっとした小技

ジャムといってもどちらかと言ったらシロップに近いです。

ポイントはレモンは皮も使いしっかりと香り付けすること。

レモンの皮は白部分(わた)を丁寧にそぎ落として使うのですが、皮からわたを取り除くのは結構面倒なこと。

なのでこんな風にピーラーにガムテープで工夫すると簡単に皮だけ剥けます。

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やり方はピーラーの刃の幅に合わせた長さのガムテープを2枚カットします。

カットした2枚のガムテープは1つになるように重ね貼り付けます。

これをピーラーの端の下部分に山盛りになるようにくっつければ完成です。

何回も試しましたがガムテープ一重の厚さでは足りなかったです。

これをすることによってレモンの皮の表面だけが削れて、ワタの部分を包丁で削ぎ落とす手間がなくなります。↓これの白い部分がない状態のものが簡単に作れます。

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またレモンは皮も実も果汁も全部使うこと。
僕は作るときは大量に仕込むので、その過程で出るタネも小さなザルに入れて香りを写します。

作り方

レモン 4個
蜂蜜 120g
オーガニックエルダーフラワーシロップ 30cc
グラニュー糖200g


① 上に紹介したやり方でレモンの皮をむく。白いワタは苦みがあるので入らないように気を付ける。

剥いた皮は細く千切りにする。

② 表面の皮をむいたレモンを次はしっかりと皮をむく。

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③ レモンの実だけを取る。この時ざるをかましたボウルの上でやるとこぼれた果汁もキャッチできるのでやりやすい。取り終わったレモンは手でしっかり果汁を搾り取る。

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④ 鍋に蜂蜜と刻んだレモンの皮を入れ軽く炒める。(蜂蜜にレモンの香りを移すのと、高熱処理でレモンを殺菌するため)

⑤ ほんの少しキャラメリゼしてきたら果汁とエルダーフラワーシロップを入れ煮詰める。

⑥ 少しとろみが出てきたらグラニュー糖を一気に入れ一度沸かし火を止める。

やってみると意外と簡単だと思います。

でも糖度が高いけれども保存容器はしっかりと殺菌はしておかないといけません。

エルダーフラワーシロップのこと


僕が今のところ使用しているエルダーフラワーシロップは3種類あります。

① ゆうき食品「有機コーディアルエルダーフラワーシロップ」

味のバランスが全体的に整っているので使いやすい。

② ダルボ エルダーフラワーシロップ


オーストリア産のエルダーフラワーシロップで特に香りが強く少し下に残る苦みもある。

③ IKEA エルダーフラワーシロップ

IKEAと侮ることなかれ。香りこそ弱いがキリッとした酸味と後味が他にはない強みです。

僕はこの3種類のシロップをブレンドして使っています。

たまに知り合いのお花屋さんからエルダーフラワーの花を購入し、加熱したシロップに浸しつけておくことで少しでも本場に近づければと思ってやっています。

エルダーフラワーシロップはイギリス生まれの伝統的なナチュラルハーブ飲料で風邪をひいたときにも使われるくらい身近なものです。

冬場に作るときには僕は少しだけジンジャーの香りもつけています。

各シロップの特徴を捉えて好みのテイストにできたら、この夏はレモネード以上に好きな人が増えるのではないかと思っています。

そのくらいのポテンシャルを秘めているのがエルダーフラワーです。

僕はこのレモンジャムをエルダーフラワーシロップで伸ばし とろみをつけたものを熱々の生地にたっぷりと含ませています。

よろしければご家庭で作ってみてください。


働きたい飲食店を目指して目標に進んでいます。