日本人の新陳代謝を【スパイス】から考えてみる。
今では多くのお菓子屋さんでも当たり前に【スパイス】を使うものをよく見ます。
キャロットケーキやチャイなどはもはや定番になってきていて、
ちょっと前までは【なんかわからないけどオシャレ】ってカテゴリーだったのに、今では【当たり前】と感じるのはきっと日本人の同調性からくる慣れの速さに由来しているのだろーなと思いました。
ズッキーニにクミンや
自家調合のスパイスカレーももはや小麦粉では繋がずに、じゃがいものデンプンや液体を煮詰めることで濃度を出すスパイスカレーも、とっくの昔に定番になってきています。
クミンやカルダモン、シナモンやクローブというスパイスが料理人の枠を超えて家庭でも挑戦できるような存在になったら次は
山椒や七味といった【和のスパイス】たちが一周回って光を浴び始めました。
桃と山椒とオリーブオイルなどはTwitterでもよく見ましたし、本当に面白い組み合わせだと思います。
きっと日本人は【刺激】と言うものに1番興味がある人種なのではないかなと僕は思います。
しかも単純な【辛いや甘い】と言った変化ではなく、素材の本質を活かしながら別の側面を見せるようなスパイスの使い方が好きなのだと思います。
辛さを単純と言うわけではありませんが、韓国やメキシコといった【唐辛子のストレートな辛さ】のような単一性を選ばない日本人の好みは、
内面的に見えて実は外交的な深層心理の表れかもしれません。
スパイスが日本人の生活に少しずつ入り込んでいく中で【当たり前なことは面白くない】というチャレンジ精神が食生活から始まり、でもそれもすぐに慣れてしまい【当たり前】になる。
感覚値が【新しい】から【当たり前でつまらない】に変わる日本人の新陳代謝の速さは、
日本という国のリーダーがコロコロ変わるけれども、【次が決まるのがどこよりも早い】という特徴の如く、
飽きが早いからこそくる新しさを生み出す速さで人口では敵わない中国と今後対等な発展を生み出せて行けたら嬉しいと思います。
スパイスから始まってなんの話やねん。
働きたい飲食店を目指して目標に進んでいます。