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モチベーション、やる気とは何か? 其の1

モチベーション、いわゆる、やる気、は、どこから来るか。

今、言われているのが、

『行動に移すことから、モチベーションが生まれる』

James Clear さんの本でも、脳科学者の茂木健一郎さんも、そう言ってますし、実際、やってみると、集中できるんです。だから、太古の昔から(?)言われているように、習慣が大事なのです。

じゃ、行動に移すにはどうする、習慣にまでするにはどうしたらいいか?って思いますよね。結局は『やる』しかないんだようです。

その初めの、『やる』から続けられるようになるためには…、研究者ではない私が、思うに、モチベーション、やる気の根本は、ほとんどの場合、

『好き』であること。
『必要性』があること。

この2つに大きく影響されると思います。

本を読むにも、

好きだから
 ・友達に勧められた
 ・書評で良いと書いてあった
 ・暇、隙間時間があるから

必要性があるから
 ・読書感想文書かなきゃならないから
 ・図書委員で書評を書かなきゃならないから
 ・親に読めといわれたから

運動をするにも

好きだから
 ・運動が楽しいから
 ・友達に誘われたから
 ・うまくなりたいから

必要性があるから
 ・服がきつくなったから
 ・学校の授業だから
 ・健康のため

クリアなラインはありませんので、ベン図で表すと、

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となります。好きで、必要性が高いと、モチベーションは高くなりやすいので、紫の部分が一番、モチベーションが高く、先延ばしもしないんですね。でも、必ずしも紫の部分が、モチベーションが一番高く、継続できるというわけではないのです。

つまり、痩せたいし、走るの好きだし、となると、走るという行動へ移すモチベーションは上がりやすいし、継続しやすい。

でも、きっと、走るのが好きなら、走ってますね、時間見つけて、すでに。

さほど好きではないとなるから、走ってない。必要性が出てきたから、走り始める、けど続かない…、と言うのが現実かと思います。

モチベーションと、好き、必要性の相関図は、だいたいこんな感じではないかな、と思います。

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必要性がどんなに高くても、好きじゃないと、好きでやってる人より、モチベーションは低いものです。

また、必要性があって、最高の好きと、必要性が無くて最高の好きでは、モチベーションの高さですが、私の理論では、同じなんです。

必要性が高いと、先にやることが多いけど、継続は、となると、別の話。

好きだったら、隙間時間でもできるなら、やりたいと思うものですし、継続しやすい。

稀に、生まれつき、ものすごく『好き』が強い人がいますが、やはり、世に名がでるほどのレベルになる可能性が高いくなり、そういう人たちの成功談は、私のレベルでは役に立たない事が、多いです。やっぱり、それほど好きじゃないから、その成功例を実践し続けられない…😑

基本、生まれつき『好き』が強くて、それを仕事にまでしている人は、限りなく少なく、それを目指させるのは、『拷問』です。続きません。

話は逸れましたが…、他人と比較しないでいれば、常に、

好きこそものの上手なれ

が、言えるわけです。

年始の今年の目標、を立てる人(世界の何パーセントでしょうか…?)のうち、達成する人は、1割とどこかのニュースで読みましたが、実際、年始でなくても個人的目標を立てて、その期間内に達成している人って、1割もいないでしょ、と思うわけです。1%もいるのでしょうか?

仕事での目標達成は、管理され、必要性が、かかってくるから、もっと高いのかもしれませんね。

必要性が、高くても…他人からのプレッシャーが入ってこないと、やりたいことじゃない場合、達成しにくいし、それをやってる間、苦痛が大きかったりします。

苦痛が大きいと、モチベーション下がるって続かないという悪循環、喜びが大きいと、もちろんが上がり、継続できるようになる、いい循環ができるようになるわけです

苦痛が大きいと、嫌いになることはよくありますので、嫌いにならないように工夫がいるし、喜びを見いだせるように、見方、やり方を変えることが大事な場合も多々あります。

必要性が、あれば、結構やり始めてやりますが、継続性を考えるなら、好きなことに関連させてやっていくのが大事だと思います。

バイリンガル教育、となると…

子供(他人)のモチベーションをどうするか、になりますが、やはり、好きな事を利用して行く事は大事かな、と思います。

好きじゃないのにやらせられてる、と、本人が感じると、苦痛になってモチベーションが下がるわけです。苦痛度が高いと、好きじゃなくなる、という悪循環もありますし、小学生くらいまでの子供は、視野が狭く、先を考える力がさほどない場合がほとんどですから、そこは、『好き』見つけてあげてそこを日本語教育と結びつけるのは、親の役割なのでは無いかと、思います。

また、日本語教育、外国語教育に限らず、子供に『好き』を増やしてあげるため、できる範囲で、色々なことを、ある一定期間させることは大事だとも思います。最初は、漫画・アニメが好きだったからやってた、けど、続けていくうちに、日本語が好きになった、という事もありますから。

続けることで、どんな良いことが待ってるか、と言う事は、日常生活の中で見つけてあげるのは大事です。

私には、結構あるんです、

『あの時、辞めずに続けてたら…』
『ある程度の深さまで続けてて良かった』

と思う事。その体験談をもとに、この2つを使い分けて、

継続は力なり

を、本人の成長から、成果の伸びから、伝えて、実感させています。成果を感じられ、自分の『できる』を感じられるようになると、『好き』になる場合もあります。

どんなことでも、日本語、日本人、日本文化に繋げられると思います。

例えば、楽器を習っているなら、音楽を聴く時間を増やす、好きな曲を見つける。オーケストラを聞きに行く、体験しに行く。日本人のオーケストラプレイヤーのいる時に行く。

例えば、テニスをしているなら、ウィンブルドンの日本語の中継を見せたり、日本語での記者会見を聞かせたり、ニュースを読んであげたり。

例えば、絵が好きなら、様々な手法を、みせる、やらせる、美術館に行く。日本独特の手法も教え、有名な画家で日本から影響を受けた人の絵を見に行く。日本画展を見に行く。

と、そんな感じです。
外国語を学んでいて、悪いことは無いです。
他にやりたいことがある、って言うなら、日本語使ってやれば、一石二鳥です。

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