見出し画像

遺書のように研究の全体像を語る

中秋の名月に相応しい満月の晩。月のリズムで配信しているポッドキャスト「まなざしの革命放送」第二シーズンの今回の話題は、皆さんに身近な話題というより、少し自分のことについて話してみようと。

僕自身は色んなことをしているので、何やっているのかよく分からないと言われることばかりだ。でも実はその背後には大きな補助線があり、これまであんまり語らなかったことについて少しだけ共有してみようと思う。

バラバラに見える研究や表現の裏には、一体どのような共通した考えがあるのか。それは我々の人生とどのように関係しているのか。なぜそんなことをするのか。僕が提唱している「生命表象学」の話をベースに、生命、意識、宇宙などについて少し考えてみたい。

まなざしの革命放送 第二シーズン
vol.024遺書のように研究の全体像を語る

今回はハナムラの研究やアート表現の全体像を遺書的に語ってみます。ハナムラは10年ほど前から「生命表象学」という学問を提唱していますが、この世界では目に見えないものが見えているものを生み出すと考えています。生命が持つ意識とは何か、意識は脳が生むのか、物質以外の存在はこの宇宙にあるのか。今の科学ではグレーゾーンになっている部分について少しだけ触れてみます。

この20年ほどの自分の仕事と足跡の整理をし始めている。元々アーカイブマニアであることと、2018年12月31日に終演を迎えた我がアトリエでの「3850日の演劇」のアーカイブが訳10年分あるので、ほぼ正確に自分が毎日何をしてきたのかの足跡を辿ることができる。

それを踏まえて思うのは、我々は長く生きることが出来てもせいぜい3万日程度であり、毎日の足跡がそのまま人生であること。アトリエの看取りの日に張り出した10年分の全日アーカイブは壁一面になったが、それが8面ぐらいで終わりだ。

時間の問題については2018年に千葉市美術館で制作した「地球の告白」でも問題にはしたが、人生というのはあっという間に終わる。だからこそいつ死んでも良いように毎日をしっかりと生きることが大切だと改めて思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?