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食のこと

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2021年9月の記事一覧

家族経営は強い

家族経営は強い

先日、大阪のイタリアンに行きました。そこは、ご家族で経営されていらっしゃるようです。ご主人が厨房を、マダムがホールをという典型的なご夫婦でのオペレーションに加えて、ご子息が二人いらっしゃるのでしょうか、一人が厨房のご主人を手伝いもう一人がホールを手伝うという形でした。

そして、このホールのご子息がワインに対しての思い入れがかなりのものらしいのです。(私が訪店したのは、ランチタイムということもあり

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朝カレーが人気

朝カレーが人気

朝カレーが静かに人気だそうです。カレーショップでは、朝のオープン直後の時間帯で入客数が大幅に伸びているとのこと。また、各社から「朝カレー」と銘打った商品も出てます。なぜこんなに人気が沸騰してきたのか? その秘密は、もちろんみんな知ってる大リーガーのあのコメントにあるようです。

イチローは現役時代、試合のある日は必ず奥さん手作りのカレーを食べていたそうですが、イチローがやってるならばその効果に肖ろ

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宴会料金は3,000円台が主流

宴会料金は3,000円台が主流

日経レストランに、居酒屋での宴会コースは3,000円台が主流と載ってました。この値段というのは、私が学生時代に安居酒屋で行なっていた、いわゆるコンパの料金よりも安いのではないかと思うんですが… このところは居酒屋には行かないので料金形態の相場を詳しくは知らないのですが、宴会コースがこのように格安であるらしきことはときどき見る折込チラシなどから知ってました。

この長引く不況で、客足が伸びないからで

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器(グラス)は大事です

器(グラス)は大事です

先日(緊急事態宣言の以前です)続いて食事をしたレストランでは、各店ともリーデルのグラスを使ってました。
外食の楽しみは非日常にあると思っていますが、その中で大きな要素を占めるのが接客であるといつも書いてます。
そして、もうひとつ大事な要素が使用されているこれらの什器備品類ですね。

料理だけでは飲食店は成り立ちませんというのは私の思いなのですが、飲み物に関して特にワインを楽しもうというときにこのリ

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お通し料金 この不可解な価格

お通し料金 この不可解な価格

先日のニュースに、この居酒屋などでの「お通し料金」についての是非がアップされてました。
居酒屋など和食系統では「お通し」、ちょっと気取ったあるいはハイソなバーなどでは「チャージ」などと称して、店側から勝手に小鉢などを出しておいて、あとから料金を請求するという例のシステムのことです。

私は、このお通しもさることながら、それと同程度のレベルの低い「サービス料」についても非常に不可解であり、かねてから

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あなたはどちら派?

あなたはどちら派?

先日テレビの情報番組、玉子かけご飯の食し方で白ご飯を盛ったところへ直接玉子を割り入れる食べ方をしている人がいることを知りました。そのときは、そんな人もいるんだという程度で見過ごしていたのですが、知人がその直接玉子派であることを知って、身近にその食べ方をする人間がいることを知りこれまたびっくりしました。

ほんとにどうでもいいことなのですが、普通はお茶碗のご飯とは別の器に玉子を割りいれ、醤油なりを落

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仕事の要諦 整理整頓

仕事の要諦 整理整頓

様々な料理コンクールが実施されてますが、最近では評価の対象として出来上がった作品だけではなく完成に至るまでの作業の段取りや流れ、そして作業終了後の整理整頓などもその判定項目にあることが増えているようです。
出来上がりだけが良くても、仕事の基本ともいえる清掃や清潔感、衛生に対する認識なども達成されていなければならない、そのことも重要視されてきたということでしょう。

およそプロとしての仕事の流れは、

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薩摩芋の飴炊き

薩摩芋の飴炊き

大学イモ、大阪ネタです。このサツマイモの飴炊きが、中華の定番デザートであるのは関西だけのようですね。私は、この中華デザートは一般的に中国料理店(特に広東料理系)の、ごく普通のデザートメニューだと思っていたのです。ところが、大阪(関西)だけのかなり地域性の強い中華メニューだったのですね。

ほんとに思い込みとは恐ろしいもので、今まで当たり前だと思っていたことが覆されるのは、ある意味ショックです。関東

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サービス雑感

サービス雑感

サービスといっても、飲食店での給仕に纏わる接客サービスのことです。
サービスといえばかつては「奉仕」と直訳されていて、かつてはどころか未だにサービス料のことも「奉仕料」などと記載されていることがあるようです。(特に和の料理店において多いですね… ) 

その語弊からか、サービスは「ただ」との認識があるようですし、サービスを提供する側にもそのサービス技術は無料との誤認があるようです。
ここに未だに(

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サービス雑感 その2

サービス雑感 その2

昨日に引き続き、今日は調理の方のサービスに対する理解について書いてみたいと思います。
私の数少ない経験から、それもすべての方をまるで十把一絡げに論ずるのは大変失礼だとは思いますが、あくまでも例外があることを承知の上での私見です。

先のnoteに、個人の飲食店がオープンする場合、そのオーナーは調理出身者であることが多いと書きました。
これは、実際に皆さんご存知だと思います。
サービス出身者が自分の

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外食産業が健闘

外食産業が健闘

社団法人 日本フードサービスが発表したところによると、2000年度以降の外食産業全体の売上げは、いずれの年も対前年比が100%を上回っているそうです。(もちろん、2020・2021年の1年半は例外です)

しかしジャンル別の数値をみると、ファストフードなどのいわゆる軽食部門が大きな伸び率を示したのに対し、ディナーレストランと称される部門では軒並み対前年を下回ったというのです。ここに、昨今の経済事情

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もみじの天ぷら

もみじの天ぷら

先日の某テレビ番組でこの題材を取り上げてました。
私は関西人であるので、このもみじの天ぷらはまったく当たり前と思ってました。しかし、他県の人にとっては意外なほどの驚きであるらしいですね。
(大阪には、紅生姜の天ぷらもありますよ。)

まったくこの番組は様々な県民性の違いというか、県文化の意外性を取り上げるので本当に面白いと思います。それが良いとか悪いなどという問題を超越して、その県民文化の相違を浮

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坦々麺ではありません

坦々麺ではありません

今日のお昼は、これで~
なかなか美味しいです ♪

残念なのは、盛大に誤字であること…
坦々麺ではなく、正しくは「担々麺」です

気をつけたいですね                         どうしてこんな間違いが起こるのか?

少し前までは、PCなどで「たんたん」と打つと「坦々」と変換されました   これは日本語で、平坦なを意味する言葉です              なので、このまま「麺」

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アフターファイブは2,000円割れ

アフターファイブは2,000円割れ

この1年半は異常事態ですが、それ以前のお話しです。全世界的不況の中、売上を伸ばしている飲食店があるというのです。そのポイントが、2,000円以下で飲めるお店なのです。

仕事で生じたストレスはその日のうちに発散したい。そこで、帰り道にちょっと一杯となるのがサラリーマンのルーティンですね。でも、こんなに不況風が吹いている昨今、ちょっと一杯もなかなかできないのが悲しい現実。そんな世相を反映してか、格安

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