変わってゆくことに癒される最近の話

関係性は永遠ではない。人は変わってゆく。だがその変化を楽しんでゆける。面白がってゆける。そう思う。
世界の大きな流れや複雑な動き、細々としたジャッジの数々が絶えず目に入る日常の中で、自分の半径何メートルの空間で起こる小さな変化や出来事に驚くほど癒されることがある。目の前にいる人の知らなかった表情を見ること、新しい一面を知ること。気持ちが揺れ動いたことや声音がわずか変わったことに気づくこと。互いの距離感が徐々に変わってゆくこと。昨日とは、一秒前とは、違う何かがあること。
プラスに変わったかマイナスに変わったかに注目しすぎるとしんどくなってしまう時があるけれど、「変わってゆく」ということ自体を面白がるようになってからは、そうした変化を見ることや気づくことに癒されるようになった。加えて言えば、癖や性質など、変わらないこともあるということもまた、面白いと感じる。
昔から人と話すことは苦手だし接することも上手くない。けれど、人と生きることは楽しいと感じる時がある。興味深い、というほうがふさわしいかな。
関係性は永遠ではない。人は変わってゆく。だがその変化を楽しんでゆける。面白がってゆける。変わっていないようで変わっている。それが自然だと思う。そのちいさな一つを見つけるたびに癒されてもゆける。

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