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『だんだん遠くなるドライブ』 #毎週ショートショートじゃないnote【平常運転】


思いっきりお題間違えました🙇すみません🙇だんだん遠くなるじゃなく、だんだん高くなるんですね😭

本来のお題ではないことを踏まえてお読みください🙏💦



 私は自他共に認める方向音痴だ。

だから基本的に神ナビアプリにお世話になっている。

しかし、せっかちなせいか私は神が指示する交差点の一つ手前で曲がってしまう。どうせ向かう方角は同じだし、と。神に対しても反抗的なのだ。


 友達と現地解散した深夜過ぎ。慣れた道だからと神より己を信じてしまった

電灯もなく真っ暗闇の畑道が続く中、確かこの辺で曲がるはずと感覚でハンドルを切ったら謎のトンネルに入り込んでいた

私以外の車は一台も通っていないトンネル。対向車もいないためUターンしようか一瞬悩んだが、いつかは抜け出せるだろうと長いトンネルを走り続けたら目の前には海が広がっていた

神によると、どうやら私は自宅から遥か遠くの県の端に辿り着いてしまったらしい。

島国に生まれて良かったと本気で思った。じゃなければ私は平気で国境を越えていたに違いない


 幽霊よりも怖いのは己の方向音痴だと実感した私は、その後、助手席の女として生きることに決めた。


 タイトルの通り、悲しいほど平常運転の実話です😇それどころかお題間違えてる時点で方向音痴発揮してる……(軌道修正しようと思いましたが、どっちにしてもノンフィクションなので、ありのまま更新しますね。)(タグも付けてないのでノーカウントでお許し下さい🙏🙏)

私がハンドルを握ると「目的地周辺に着きました」とナビが道案内を終えてからでも入り口が見つけられず、周辺を二、三周ぐるぐる🌀することになります。(徒歩でもビルの入り口がわからず、周辺をうろうろする不審者になる……)

でも根は楽観的なので、出口の見えないトンネルでさえ、まあいつかは抜け出すっしょ!で突き進みました。なんなら海を見てわ~! 夜の海だ~!と呑気に感動してたほど。(同じ長いトンネルを抜けても、川端康成氏の『雪国』のような趣がなさすぎる…!)


 左折と右折の二択はだいたい反対を選びます。だから裏をかいて反対を選ぶと、それもまた反対です。徒歩ならだんだん、ヤバいこっちじゃない! と気づいて引き返せるようになってきました。

もうこれは、方向音痴の神に愛されてしまった宿命だと受け入れています。(だって下見していたって迷うんだぜ? お題すら間違えるうっかり者なんだぜ?)おかげで片手では数えきれないほど、たくさんの方々の助手席に乗せて頂きました。

ちなみに助手席の女の流儀

・絶対に寝ない
・車中では面白い話題を提供する
(相手の運転の妨げにならない程度に)
・いち早く駐車場を見つける
(左右点検も一緒にする)
・駐車料金、高速料金は必ず払う
(もしくは飲み物などの代金を払う)
・乗り降りの度に「ありがとう」って言う

です。親しき仲にも礼儀あり!

こんな私でも快く助手席に乗せてくれる方々に感謝しかないです🙇ズレたお題で最後まで読んで下さった方々にも感謝しかないです🙇


《追記》
次こそはお題に沿えたと思う
こちらもよかったらどうぞ~


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