見出し画像

発達障がいの息子が不登校から登校できるまでの話 〜その1〜

社会人の娘と思春期真っ盛りの息子がいます。
息子はADHD+ASDです。
息子が小3の夏休みの登校日に、クラス内で受けた過度な悪ふざけが原因でPTSDを発症し、そこから不登校が始まりました。他人を怖がり、家から出れなくなってしまいました。その時、同じ発達障がいの息子さんを持つ先輩お母さんが「とにかく、無理矢理でもいいからドライブに連れて行ったり、大型スーパーに連れて行ったりして家から出ることをしないとダメだよ。でないと、益々家から出れなくなるよ。頑張って!」とアドバイスをしてくださいました。「スーパー行ったり映画に連れて行ったりすると、案外小学生がいたりするのよ。そんな時、息子に "ほら!不登校はあなただけじゃないでしょ!” と、言ってあげれるのよ」と。

息子は高速道路やジャンクションのオタクだったので、家から高速のインターも近かったのでドライブをしようと思い、ほぼ毎日県内(その頃は広島県に住んでいました)の高速道路を走りました。高速に入る前にいつものGSに寄ろうとしたら息子は「学校は?って聞かれたら嫌だ」と言って不安がるので、「辛い事があって不登校なんだって言ったら、大人はそれ以上のことは聞かないから大丈夫だよ。母さんが適当に説明するから。それに、不登校は絶対に悪いことじゃないんよ。」となだめて安心させました。高速に入りトイレ休憩の時になると、自分を見た人が “何故学校に行ってないのか聞いてくるんじゃないか” と不安がって車から降りようとしませんでした。適当に嘘を言ってあげるからと言ってもなかなか納得しないし、とにかく人を怖がるのでトイレに近い場所に駐車し、息子を隠すように小走りでトイレに連れて行ったりしました。
そんな毎日を送るうちに、ある日いつものGSで、スタッフの女性が息子にこう言ってくださいました。

「不登校は悪い事じゃないけんね。でもね、勉強は学校じゃなくてもできるんよ。どこでもできる。じゃけー、勉強はちゃんとしときんさいよ♪ ^^」

とても有難いメッセージをくださりとても嬉しく、またとても安心できました。そのせいか、息子は"大人に対しては”だんだん自分から「おれ、不登校なんよ〜」と言うようになっていったのでした。
でも、イジメを受けたせいか兎に角小学生を怖がり、車に乗っている時でも外に小学生の姿を見ると、車の中で身を屈めて隠れる始末。知らない子でも同様。これはしばらく続きました。屈む姿を見るのが辛いので寝たふり作戦を提案しました。最初は自分の姿を見られることも嫌がっていたのですが、車は一瞬で通り過ぎるし、大体乗っている人を詳しく見ないし見れないでしょと説得しました。寝たふり作戦は、本人の負担も少し軽減できていたようでした。

この頃長女は中学生でしたが、中高一貫校だったのと私に似ず勉強好きな子だったので、娘に勉強は?!というような心配は殆どなく息子の対応に専念できたのは大変助かりました。


今日はこの辺りまで。
少しずつ不登校対策でしてきたことを書いていきたいです。
読んでくださりどうもありがとうございました。
同じように不登校や発達障害で悩んでいる方たちに、何かヒントになることがあれば嬉しいです。
一人じゃないです。みんなで情報をたくさんGETしあい参考にしていきましょうね p*^^*q

#不登校 #小学生 #発達障がい #不登校児 #不登校は不幸じゃない #不登校の親 #学校 #イジメ #ADHD #ASD


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?