一般社団法人 日本フラメンコ協会

日本のフラメンコ分野で活躍するアーティスト(実演家)のための統括団体です。カンテ(歌)…

一般社団法人 日本フラメンコ協会

日本のフラメンコ分野で活躍するアーティスト(実演家)のための統括団体です。カンテ(歌)、ギター、バイレ(踊り)を通して表現するフラメンコのアルテ(アート)を慈しみ、互いに「Olé」と称え合う… そんなフラメンコの本質に照らして、愛好家や賛助者にも広く入会の門戸を開いています。

マガジン

  • 小倉真理子のフラメンコ学: フラメンコの知識に向かう橋

    日本ではまだあまり耳にしない「フラメンコロヒーア」という言葉。たくさんの音楽学者や人類学者がフラメンコについての研究を発表するようになり、そうした中でフラメンコ専門の学問として生まれたのが《flamencología》フラメンコ学です。このコラムでは、フラメンコロヒーアの視点から見えてくるフラメンコの奥深さを、みなさんとシェアしていきたいと思います。

  • エッセイ漫画「日本フラメンコ偉人伝」

    川松冬花さんによるエッセイ漫画「日本フラメンコ偉人伝」

  • リレーエッセイ 言の葉つなぎ

    日本のフラメンコ界を代表するアーティストである、理事や特別正会員によるリレーエッセイ「言の葉(ことのは)つなぎ」の記事一覧です。

  • 「フラメンコのちから」記事一覧

    日本フラメンコ協会 アートキャラバン「フラメンコのちから」2023年~2024年公演の最新情報などをまとめています。 仙台公演 2023年12月11日・12日 札幌公演 2023年12月14日・15日 富山公演 2023年12月19日・20日 徳島公演 2024年1月15日・16日 大阪公演 2024年1月17日・18日 館山公演 2024年1月23日・24日

最近の記事

フラメンコ学 Vol.4 スペイン最古のフラメンコの情景

小倉真理子の「Flamencología: Puente al Conocimiento del Flamenco (フラメンコ学: フラメンコの知識に向かう橋)」 前回(Vol.3)の「ロマ族の歴史とフラメンコの成立」で、こんにち私たちが知る形の「フラメンコ」が成立する間接的なきっかけとなったのは、スペイン王カルロス3世による勅令(1783年)ということがわかりました。18世紀後半にフラメンコの有史時代が始まったと位置付けてよいでしょう。 それでは、初期の頃のフラメンコ

    • 新体制、発足! 一般社団法人日本フラメンコ協会 第12回(通算第34回)定時社員総会

      【社員総会】令和6 (2024)年6月26日(水) 一般社団法人日本フラメンコ協会 第12回(通算第34回)定時社員総会 開催致しました。 <出席者>三澤、小林、曽我辺、渡邉、鈴木眞、手塚、石塚、伊集院、稲田、今田、鍵田、片桐、川島、斎藤、佐藤、堀江、本間、宮内(理事社員18名) <委任状出席>坂井、有田、石井、岡本、鈴木敬、鈴木英、高橋英、花岡、森田、東仲、岡崎、市川、倉橋、田代(理事社員14名)、山田(監事)、瀬戸(事務局長) ◇報告事項: ・令和5年度 活動報告

      • 青森八戸と秋田鹿角の小学校でフラメンコワークショップ!(文化庁令和6年度 舞台芸術等総合支援事業「学校巡回公演」)

        いよいよはじまりました!一般社団法人日本フラメンコ協会は、文化庁令和6年度 舞台芸術等総合支援事業(学校巡回公演)の実施団体として、6/24(月)青森県八戸市田面木小学校と25(火)秋田県鹿角市花輪小学校の2校で、フラメンコのワークショップを実施して参りました。 今年の秋〜冬に各学校を巡り、体育館を劇場に変身させて上演する本公演「フラメンコのちから」の鑑賞体験を有意義なものにするために、前もって各校を訪問し、フラメンコの歴史や成り立ちをレクチャーしたり、全身を使ったフラメン

        • フラメンコ学 Vol.3 ロマ族の歴史とフラメンコの成立

          小倉真理子の「Flamencología: Puente al Conocimiento del Flamenco (フラメンコ学: フラメンコの知識に向かう橋)」 Baile(踊り)であれ、Cante(歌)であれ、Toque(ギター)であれ、あるいは単に鑑賞専門であったとしても、何らかの形でフラメンコに携わる私たちは、フラメンコが「ロマ族の固有の伝統とアンダルシアのフォルクローレが絶妙に融合して生まれた芸能」だということを、どこかで耳にしたことがあるでしょう。フラメンコ

        フラメンコ学 Vol.4 スペイン最古のフラメンコの情景

        マガジン

        • 小倉真理子のフラメンコ学: フラメンコの知識に向かう橋
          4本
        • エッセイ漫画「日本フラメンコ偉人伝」
          3本
        • リレーエッセイ 言の葉つなぎ
          8本
        • 「フラメンコのちから」記事一覧
          10本

        記事

          エッセイ漫画「日本フラメンコ偉人伝」 第3話

          フラメンコ発祥の地であるスペインに次いで世界第2位のフラメンコ愛好家人口を有する日本。そんな日本のフラメンコ界隈には、凄くて、変で、おもしろい人がいっぱい・・・!? そんな"偉人たち"の魅力を伝えるべく、幼少期からフラメンコを踊り始め、業界プロの登竜門ともいわれている「新人公演」で奨励賞を獲得した本格実力派のフラメンコダンサー でありながら、 少年ジャンプ+(通称 ジャンプラ) にて2023年1月期ブロンズルーキー賞受賞の新進気鋭の漫画家の川松冬花が描く、エッセイ漫画『日

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          言の葉つなぎ Vol.8 有田圭輔(理事/歌い手)

          日本のフラメンコ界を代表するアーティストである、理事や特別正会員によるリレーエッセイ「言の葉(ことのは)つなぎ」、第8回は、理事で歌い手(カンタオール)の有田圭輔さんが登場です。昨年12月から今年の1月にかけての日本フラメンコ協会 全国ツアー「フラメンコのちから」の実行委員会のメンバーとして徳島公演の担当委員を務めながら、歌手として全国5ヶ所10公演に出演されました。 有田圭輔です。今回のアートキャラバンで徳島公演の担当理事として活動しました。 協会理事となってから、僕の

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          言の葉つなぎ Vol.7 片桐勝彦(理事/ギタリスト)

          日本のフラメンコ界を代表するアーティストである、理事や特別正会員によるリレーエッセイ「言の葉(ことのは)つなぎ」、第7回は、理事でギタリストの片桐勝彦さんが登場です。昨年12月から今年の1月にかけての日本フラメンコ協会 全国ツアー「フラメンコのちから」の実行委員会のメンバーを務めながら、ギタリストとして全国5ヶ所10公演に出演されました。 文化庁アートキャラバン支援事業「フラメンコのちから The Power of Flamenco」全国公演、無事に終えることが出来ました

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          言の葉つなぎ Vol.6 渡邊 薫(理事長/舞踊家)

          日本のフラメンコ界を代表するアーティストである、理事や特別正会員によるリレーエッセイ「言の葉(ことのは)つなぎ」、第6回は、理事長で舞踊家の渡邊 薫さんが登場です。昨年12月から今年の1月にかけての日本フラメンコ協会 全国ツアー「フラメンコのちから」大阪公演の現地担当委員を務めながら、舞踊家として全国6ヶ所12公演に出演されました。 アートキャラバン「フラメンコのちから」後半ツアーの大阪公演の担当をさせて頂きました。 東京に次いでフラメンコ人口が多い関西という事で大阪開

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          言の葉つなぎ Vol.5 川島桂子(理事/歌い手)

          日本のフラメンコ界を代表するアーティストである、理事や特別正会員によるリレーエッセイ「言の葉(ことのは)つなぎ」、第5回は、理事でカンタオーラ(フラメンコの女性の歌い手)である川島桂子さんが登場です。昨年12月から今年の1月にかけての日本フラメンコ協会 全国ツアー「フラメンコのちから」富山公演の現地担当委員を務めながら、演奏家として全国6ヶ所11公演に出演されました。 カンタオーラの川島桂子です。 私が初心者の頃に旗揚げされた「日本フラメンコ協会」は、<二年もすればつぶ

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          フラメンコ学 Vol.2 濱田滋郎『フラメンコの歴史』のすごさ

          小倉真理子の「Flamencología: Puente al Conocimiento del Flamenco (フラメンコ学: フラメンコの知識に向かう橋)」 大学院でのフラメンコロヒーアの授業が始まって約3ヶ月が経ちました。 最初の頃の授業では、論文の書き方や文献の探し方といった授業が中心でしたが、ようやく本筋であるフラメンコそのものの勉強が始まり、これからの3年間で読むべき参考文献は軽く200冊を超えます。 注意しなければいけないのは、フラメンコ関連の書籍には、研

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          言の葉つなぎ Vol.4 斎藤克己(理事/舞踊家、歌い手、文筆家)

          日本のフラメンコ界を代表するアーティストである、理事や特別正会員によるリレーエッセイ「言の葉(ことのは)つなぎ」、第4回は、理事で舞踊家、歌い手、文筆家でもある斎藤克己さんが登場です。現在、全国ツアー中央の日本フラメンコ協会「フラメンコのちから」札幌公演の現地担当委員を務めながら、「協会作品」の重鎮世代として全国6ヶ所12公演に出演されました。 協会設立からスタートした「新人公演」。病気で帰国中のぼくに小島先生からお電話をいただき「踊れないのならカンテの部で…」そのお勧め

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          エッセイ漫画「日本フラメンコ偉人伝」 第2話

          フラメンコ界には、凄くて、変で、おもしろい人がいっぱい・・・!? フラメンコダンサー 兼 漫画家の川松冬花が描く、エッセイ漫画『日本フラメンコ偉人伝』いよいよ本編がはじまりました!これから案内役を務める 協会 新事務局長 の瀬戸雅美 とは、そもそも何者か?!2号にわたるインタビュー♪ #01

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          言の葉つなぎ Vol.3 鈴木眞澄(理事/舞踊家)

          日本のフラメンコ界を代表するアーティストである、理事や特別正会員によるリレーエッセイ「言の葉(ことのは)つなぎ」、第3回は、理事で舞踊家の鈴木眞澄さんが登場です。現在、全国ツアー中央の日本フラメンコ協会「フラメンコのちから」仙台公演の現地担当委員を務めました。 1990年協会設立の時にいただいた 一本の電話をきっかけに 微力ながらずっとお仕事しています。   最初は評議員からのスタートでしたが、 その時、同じ委員には山形の富樫昭子先生がいらして、 この度のアートキャラバン

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          言の葉つなぎ Vol.2 石川慶子(特別正会員/舞踊家)

          日本のフラメンコ界を代表するアーティストである、理事や特別正会員によるリレーエッセイ「言の葉(ことのは)つなぎ」、第2回は、特別正会員の石川慶子さんが登場です。 昨秋は、人気テレビ番組「芸能人格付けチェック」フラメンコのお題で、監修とプロ枠での出演を務め、現在全国を巡演中のツアー「フラメンコのちから」全公演に出演中、注目の実力派舞踊家です。 昨年の秋、「芸能人格付け」が放送されて、家族や友達、はたまた全然知らない方にまでご連絡をいただき、喜んでもらった。反対に、腫れ物みたい

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          日本フラメンコ協会 アートキャラバン「フラメンコのちから」- 重鎮 出演者紹介

          渡邊 薫 小林伴子 小林 伴子(1950/11/18 東京都) 幼少の頃よりアジア系民族舞踊を習う。多摩美術大学彫刻専攻卒業。フラメンコを小松原庸子氏、小島章司氏に師事。1978年スペイン留学、フラメンコを中心にスペイン舞踊全般を学ぶ。1983年スペイン王立舞踊高等芸術学院(コンセルバトリオ・デ・マドリー)の公認スペイン舞踊師範資格を民主化後のスペインで東洋人として初めて取得。1985年帰国後高田馬場にスペイン舞踊スタジオを開設。舞踊団と共に公演多数。1991年「赤い靴・

          日本フラメンコ協会 アートキャラバン「フラメンコのちから」- 重鎮 出演者紹介

          日本フラメンコ協会 アートキャラバン「フラメンコのちから」- 中堅 出演者紹介

          鈴木 敬子 鈴木 敬子(新潟県) 高校卒業と同時に渡西しスペイン舞踊全般を6年間学ぶ。20歳でスペインにてプロデビュー。国立劇場でのサルスエラ主演を皮切りに、各地の劇場・タブラオ・テレビ等で活躍。1988年フラメンコ最大の祭典「ビエナル・デ・アルテ・フラメンコ」にソリストとして出演した。帰国後は、スタジオ「カデーナ フラメンカ」を主宰し、同時に公演活動を展開。1993年から現在までアントニオ・カナーレス、ハビエル・バロン等、著名なアルティスタと多数共演する。2019年11月

          日本フラメンコ協会 アートキャラバン「フラメンコのちから」- 中堅 出演者紹介