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言の葉つなぎ Vol.9 伊集院史朗(専務理事)

2024年6月末の総会にて選出された、一般社団法人日本フラメンコ協会"新執行部"からのご挨拶を、リレー形式でお届けします。


フラメンコが大好き!という人が繋がり、輪となって集えるところ。日本フラメンコ協会が、そんな存在であるように。魅力に満ちたフラメンコという芸術の感動を、より多くの方々と共有したい。そしていつか日本から、素晴らしいアーティストと作品を世界に発信していきたい。夢と希望に満ちて、新体制が動き始めました。
 
 設立から35年を迎え、様々な改革が始まっています。若手の登竜門でもある新人公演のあり方も、委員会を設けて議論している最中です。また、文化庁の助成を受けた学校巡回公演や、若手育成事業などのプロジェクトも着々と進行しています。
 
 協会は、皆様からいただく会費で成り立っています。半面、予算には限りがあり、どう有効利用していくかという課題が常にあります。協会運営に関わる私達を突き動かすのは、フラメンコ界を盛り上げたい、フラメンコで社会を明るくしたいという思いです。理事会・事務局の両輪が、気持ちを一つにして、未来に繋がる協会をつくっていきます。専務理事という大役を仰せつかり、私も公僕として全力で働いていく所存です。新しい日本フラメンコ協会を、どうぞよろしくお願いいたします!

専務理事 伊集院史朗


伊集院 史朗(1974/09/28生まれ 東京都出身)舞踊家、パルマ奏者、カホン奏者。大学在学中にフラメンコに出会う。渡邊薫、森田志保、小島慶子の各氏に師事。98年渡西。約2年の滞在中に、主にエル・トロンボ、ファルキートに師事。以後渡西を繰り返す。2001年日本フラメンコ協会「新人公演」にて奨励賞受賞。2002年「クアトロカミーノ」結成。2005年「愛・地球博」スペインパビリオンの「アンダルシア週間」に、アドリアン・ガリアのカンパニーとして出演。2006年マリア・パヘス「Sevilla」日本公演に出演。同年、清水順子らと共に自主公演「Reflejo」を吉祥寺シアターにて行い、好評を得る。2007年、マドリードの「SUMA FLAMENCA」に参加。現在、全国の劇場、タブラオで活動するかたわら、パルマ(手拍子)でのレコーディング等にも参加している。2022年度より一般社団法人日本フラメンコ協会理事、2024年度より現職に就任。



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