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言の葉つなぎ Vol.4 斎藤克己(理事/舞踊家、歌い手、文筆家)

日本のフラメンコ界を代表するアーティストである、理事や特別正会員によるリレーエッセイ「言の葉(ことのは)つなぎ」、第4回は、理事で舞踊家、歌い手、文筆家でもある斎藤克己さんが登場です。現在、全国ツアー中央の日本フラメンコ協会「フラメンコのちから」札幌公演の現地担当委員を務めながら、「協会作品」の重鎮世代として全国6ヶ所12公演に出演されました。



協会設立からスタートした「新人公演」。病気で帰国中のぼくに小島先生からお電話をいただき「踊れないのならカンテの部で…」そのお勧めがぼくの協会への第一歩でした。
 
もうスペインでの仕事は無理な状態でしたから[これが最後の舞台]その思いで第1回新人公演でGuitoに習ったBadajozのタンゴを歌いました。
 
今回の全国ツアーで上演している「協会作品」の中で、その時と同じレトラを歌わせていただきました。33年ぶりに下手なまま自己中なタンゴですが、歌う度に忘れていた感情が甦り胸がいっぱいになります。

当初は委員を務める札幌公演のみの参加を希望していましたが、全国各地のフラメンコを愛する方々との共演はたくさんの慶びと可能性に満ちたキャラバンとなっています。
 
公演へお越しいただいた皆さま、この公演に係る全ての方々に感謝、特に事務局、そして演出部の方々には「100万本のバラとユンケルを贈らなくては」と考えています。

札幌「共済ホール」公演にて

全国公ツアー「フラメンコのちから」も、いよいよツアーファイナルの1/23, 24 館山公演を残すのみとなりました!ぜひお見逃しなく!


https://note.com/flamenco_anif/n/nbc8fb1d6643b


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