見出し画像

【詩】 豪雨




突然の豪雨に




足止めを喰らう。




通り過ぎるのを




待つより他もなく




ただ立ち尽くす。




降っているのか昇っているのか




分からない程の雨を




ふと切り裂いた




車のヘッドライトと




あの時のあなたの言葉が




僕を土砂降りの中へと誘う。




酷く濡れてしまえば




諦めもつくのかもしれない。




僕は濡れる勇気すら無く




ただ通り過ぎるのを待つだけだった。







この記事が参加している募集

#雨の日をたのしく

16,802件

サポートしてくれたらとても嬉しいです。