広告ジレンマ
広告って、みんなどのように見ているのだろうか?
僕は広告に携わる職業である為、広告自体を楽しく見ている。
面白かったり、美しかったり、心が動かされるものが沢山ある。
元々、興味があるからしっかり見るのだと思う。
しかし、街中にあるものでも思っている人はいるのだろうが、インターネット上だと顕著に嫌われているように思う。
邪魔者扱いだ。
広告を消すためにお金を払うのが当たり前になりつつある。
昔から、クリックすると架空請求されるようなサイトが沢山あったり、バナーをクリックさせようと、わざと邪魔な位置に置いたり、罠を張っているようなサイトもあったり、とにかく、インターネット上では『広告=邪魔なもの』みたいな印象がついてしまったように思う。
僕でさえ、YouTubeで動画を見る時は5秒経つのを今か今かと待っている。
広告を見る為にYouTubeを見る事なんて無い。
ただ、広告収入で成り立っている事は知っている。
だから、広告が邪魔ならその分のお金を払いなさい。
言ってる事はわかるけど、とても悲しい話だ。
邪魔だと思う人が多いから、こういう有料プランがあるんだけど、そんなところに企業はお金を出して広告を打っているという変なジレンマ的な構図になっている。
つまり、お金を払わないと広告見せるぞ!っていう、広告を脅しのネタにしながら、一部のユーザーからお金をもらって、同時に、企業から広告収入を取っているという、企業から考えると面白くない構図なのである。
結局、改善案があるわけでは無いのだけれど、自社の利益だけを考えず、企業の広告の事ももう少し考えたやり方が無いのかな?とは思います。
そういう事を踏まえて、街などにある、紙の広告が増えてくれたら、個人的には嬉しいんですけどね。
洗練された広告が増えて、消すのがもったいないっていう日が来るのを願いながら頑張るしかないのかもしれませんね。
サポートしてくれたらとても嬉しいです。