滋賀で高台の土地購入を検討する時に想定しておくこと
こんにちは。住宅コンサルタントのならざきです！
フィックスホームは、大津市・草津市・栗東市・守山市周辺で、高気密高断熱の省エネ・エコ住宅を建てる工務店です。
以前から何度もお伝えしているように、滋賀の南部エリアでは土地探しから家づくりをされる方にとって、厳しい状況が続いています。先日、土地探しを進めておられるお客さまからご質問をいただきましたので、皆さんにもシェアしておきたいと思います。
滋賀で高台の土地購入を検討する時に想定しておくこと
そのご夫婦は、せっかく家づくりをするなら、琵琶湖の見える見晴らしの良い高台が住みたいと考えておられました。じっくりと時間を掛け、候補の絞り込みを進める中で、高台の土地は階段が必要な以外に、何かリスクやデメリットはあるのかと心配になったそうです。
そこで今回は、高低差のある土地を検討する時に想定しておくことについてお伝えをしておきたいと思います。
外階段の段数
そのご夫婦も想定されていたように、特に道路から高台になっている土地は、外階段の段数が多くなる可能性が高いことが上げられます。若いうちは階段の段数が少しくらい多くても、何も気にならないとは思いますが、歳を重ねるごとに、階段の昇り降りが厳しくなるかも知れませんので、長い目で見た時にそれがデメリットになる可能性があります。
例えば、買い物帰りに重い荷物を持って階段を上がらなければならないこと、デイサービスなどを利用する時も、もしかしたら階段が負担になる可能性もありますので、このようなことを想定しておく必要があります。
外構工事費用
新築時などの外構工事費用も、高台の物件は費用が掛かりやすいと言えます。階段の段数が多いため、仕上げに手間や材料が通常以上に必要になったり、道路と家の建つ地盤面の高低差が大きいため、転落防止の外柵は必ず必要になります。また外階段にも手すりを設置することも考えておかなければならないかも知れません。
地盤改良工事費用
高台の土地は、「盛土」によって作られている可能性があります。その場合、もともとの地盤ではないため、いくらしっかりと造成工事を行っていたとしても、地盤調査の結果、地盤改良工事が必要との結果になる可能性も高いです。
地盤改良工事が必要になった場合、改良工事に必要な重機を家の建つ地盤面まで吊り上げて設置しなければなりませんので、通常の改良工事費用以上に掛かる可能性は多いにあります。
材料搬入費用
先ほどお伝えしました地盤改良工事に伴う費用の増加に加え、建築工事でも場合によっては材料搬入費用や上棟工事費用に、別途の高台割り増し費用が掛かる可能性があります。道路との高低差がどのくらいまでであれば良いのかというのはケースバイケースになりますが、一般的に道路から1m以上の差があると工事を進める上で、さまざまな支障が出てくることが考えられますので注意が必要です。
最後に
滋賀は、県土の中央に琵琶湖があり、周囲は山で囲まれ自然に恵まれているという特徴があります。その一方で、県内の一部の地域は、平坦な土地が少なく住宅を建てるには道路との高低差が大きくなっている場所もあります。せっかく滋賀に住むなら、景観も考慮しながら家づくりをしたいと思われるのは当然ですが、建築地が高台となると、それに伴うデメリットがあるのも事実です。
皆さんが検討される土地が、もし高台だという場合には、ぜひ購入前に住宅会社や工務店の担当者さんにご相談されることをおススメします。何か気になることがありましたら、遠慮なくご相談ください。
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それでは、また～＾＾/
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