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足裏アーチは3つ!

金曜配信担当、柿平です。よろしくお願いします。

前回の記事で、足裏の筋肉を鍛えることがなぜ大切なのかについて書いてきましたが、今回は足裏の構造について触れていきたいと思います。


まず体重を支える点となるのは、母指球(親指の付け根のことです)、小指球(小指の付け根のことです)、かかとの3点です。これらの3点を結ぶ3辺が3つのアーチになります。各アーチは一体構造で互いにバランスを取りあって支えています。

母指球とかかとを結ぶアーチを内側の縦アーチ

小指球とかかとを結ぶ外側の縦アーチ

母指球と小指球を結ぶ横アーチ

足裏を知るうえで欠かせない3つのアーチです。

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立ち姿勢を安定させる
この3つのアーチがバランスよくあると、体重が3つの柱の母指球、小指球、かかとに分散される仕組みになっています。カメラなどを立てるときに使うのは、「三脚」ですね!この三脚のようにバランスよくまっすぐ立つことができるようになるのです。また、重心移動をしてもアーチが調整してまっすぐ立てるようにしてくれています。

着地の衝撃を和らげてくれる
何気なく歩いている毎日ですが、私たちの体は歩くための着地のたびに足には体重の1.2~1.5倍の負荷がかかると言われています!ランニングやジャンプをすると3~7倍です。すごいですよね。それでも足が壊れないのはアーチが衝撃を吸収してくれているおかげです。足が着地するとアーチは伸び、衝撃を和らげるクッションになります。

前進する力になる
説明したように、着地時にはアーチが伸びます。そして伸びた筋肉は縮もうとする性質があり、その状態でつま先を蹴りだすとアーチが今度はバネになってくれるのです!足の力が地面に伝わって体を前にと進めてくれます。

ここで、足のアーチの崩れ度診断!!

□靴の裏が左右非対称に削れている

□ゆっくりとあるくことができない

□裸足で片足立ちするとフラフラしてしまう

□夜、寝ている間に足がつることがある

□足の裏や指にタコや魚の目がある

□ズボンの裾上げをすると片方が合わない

いくつあてはまりましたか?1つでもあてはまれば足アーチが崩れている可能性があります。二つ以上当てはまったらさらに注意が必要です!

アーチの崩れた足は、クッションやばねの役割が失われているため、疲れやすく、歩きにくいといった症状を伴うようになります。アーチ構造は歩くことにおいて大変重要な機能を持っているのです。

あまり注目されることのない足の裏ですが、私たちの身体を支えてくれているいわば基礎です。足が疲れやすかったらもしかしたら足の裏のアーチが原因かもしれません。長く付き合っていくためにも、小さな不調でも見逃さないようにしたいですね!

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