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三陸水産イノベーションサミット

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60年ぶりのオリンピックを控え湧き上がる日本、それがコロナウイルスにより想像もし得なかった状況に。このコロナ禍により社会システム、国民の価値観、流通の在り方が全て変わりました。1… もっと読む
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2023年1月の記事一覧

人材不足時代における石巻の水産会社のDX戦略

人材不足時代における石巻の水産会社のDX戦略

2022年11月28〜30日に開催された「三陸水産イノベーションサミット」。三陸の水産業のトップランナーたちの登壇レポートをお届けします。

熟練の技はこれまで見て盗むもの、と思われていました。
知識と経験がものをいう水産業の世界は、まさにその際たるもの。
しかしあえて、そこに水産業の活路を見出す。
熟練の技術をA Iで簡便に行えるようにするだけではなく、
その先に見据えるものは……。

■人の判

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「漁業団体爆誕! 六ヶ所の漁師 × 六次化マーケターの快進撃」

「漁業団体爆誕! 六ヶ所の漁師 × 六次化マーケターの快進撃」

2022年11月28〜30日に開催された「三陸水産イノベーションサミット」。三陸の水産業のトップランナーたちの登壇レポートをお届けします。

農林水産業に携わる生産者が、生産物の持っている価値を高めるために、食品加工、流通・販売にも取り組み、農林水産業を活性化させ、地域の経済を豊かにする「6次産業化」。多くの地域で取り組み、成果を上げていますが、東北の青森県上北郡六ヶ所村の尾駮鮮魚団の活動にも注目

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「『世界の海から旬のおいしさを食卓へ』いわきの老舗水産会社の挑戦」

「『世界の海から旬のおいしさを食卓へ』いわきの老舗水産会社の挑戦」

2022年11月28〜30日に開催された「三陸水産イノベーションサミット」。三陸の水産業のトップランナーたちの登壇レポートをお届けします。

課題に対して自社のネットワークを最大限活かし、ワークフローを管理徹底、強固なチームワークの中で、個々人がそれぞれ持ち味を発揮。自社が扱う魚種だけにとどまらず、幅広くさまざまな取り組みを行う。その先に、『世界の海から旬のおいしさを食卓へ』という強い思いがあるか

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「宮古の奇才『イカ王子』が見据える三陸の未来」。

「宮古の奇才『イカ王子』が見据える三陸の未来」。

2022年11月28〜30日に開催された「三陸水産イノベーションサミット」。三陸の水産業のトップランナーたちの登壇レポートをお届けします。

2021年、日本の総広告費のうちインターネット広告費がマスコミ四媒体広告費(新聞、雑誌、ラジオ、テレビメディア)を初めて上回りました(※1)。中でも多くの人が体感しているように、Instagram、Twitter、Facebook、TikTok、YouTub

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「最前線レポート! 日本のフロンティア『浪江の鼓動』

「最前線レポート! 日本のフロンティア『浪江の鼓動』

2022年11月28〜30日に開催された「三陸水産イノベーションサミット」。三陸の水産業のトップランナーたちの登壇レポートをお届けします。

令和5年『広報なみえ』1月号の表紙を飾ったのは、前年12月10日に請戸漁港で行われた「請戸朝市」の写真。福島県浪江町請戸漁港で海の幸を売る風物詩だった「請戸夕市」が「請戸朝市」と名称を変え、約12年ぶりに復活しました。

■震災10年、やり残したこと

浪江

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『マグロ一筋』大間まちおこし ゲリラ爆走記

『マグロ一筋』大間まちおこし ゲリラ爆走記

2022年11月28〜30日に開催された「三陸水産イノベーションサミット」。三陸の水産業のトップランナーたちの登壇レポートをお届けします。

大都市圏に人口が集中し、まちおこしや地域おこしの活動が注目を集め始めるのは、1970年後半の「田園都市構想」、「一村一品運動」、そして1980年後半の「ふるさと創生計画」まで遡ります。
しかし大切なのは、その地に住む人が、いかにその地域の良さを気づき、自ら積

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「気仙沼のサスティナビリティのトップランナーが見る世界の水産業の今」

「気仙沼のサスティナビリティのトップランナーが見る世界の水産業の今」

2022年11月28〜30日に開催された「三陸水産イノベーションサミット」。三陸の水産業のトップランナーたちの登壇レポートをお届けします。

2022年12月、特定水産動植物等の国際流通の適性化等に関する法律(水産流通適正法)が施行されました。これは違法に採捕された、違法・無報告・無規制漁業(IUU:Illegal, Unreported and Unregulated)の水産動植物の流通を防止す

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広域連携 『鹿児島×石巻』連携で北米輸出加速!

広域連携 『鹿児島×石巻』連携で北米輸出加速!

2022年11月28〜30日に開催された「三陸水産イノベーションサミット」。三陸の水産業のトップランナーたちの登壇レポートをお届けします。

2021年の農林水産物・食品の輸出額は、初めて1兆円を突破。さらに農林水産物や食品の輸出を拡大するため、生産から流通、販売までさまざまな事業者が参加した団体を品目ごとに作り、国が認定する新たな制度を盛り込んだ『改正輸出促進法』が2022年10月から施行されま

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