見出し画像

育つぶ~『息子くんのために靴を買うのは楽しいという話』

これまで生きてきて、
誰かのために身に着けるものを買うなんてほとんどなかった。

でも、誰かのために一生懸命選んで買うって、とても楽しい。

そしてそれが息子くんなら、なおさらだ。


息子くんの靴を買いに靴屋に行った。

伸び盛り。
背が高くなれば、
もちろん足も大きくなる。
買い替えればいいのは服だけじゃない。

クラスの中じゃ背は高い方だと妻が言っていた。
足のサイズはどうなんだろ?


保育園に行くまでは替えと合わせて二足。
保育園行きはじめたら、園庭用が加わって三足必要。

買い替えるたびに三足買い揃える。
靴によってまだ履けたりするものもあるけど、基本的には三足セット。


今時のこどもはいい靴をはいてる。
NIKEにadidas、ニューバランス。
一足当たりは大人用向けより安いけど、まとめて買うから結構なお値段。

買い替えるのが一年のうちに二回のときもあったなぁ。


どんだけ買ったかなぁ。
パパとしては全部とっておきたいという密かな願望もあったけど、
妻にダメ出しされたので写真でとっておくことに。


息子くんにはその時ピッタリ合った靴で走り回ってほしいから
何度も買い替えるのは全然問題ない。

強いて言えば、靴を合わせるのが一筋縄じゃいかないのがタマにキズ。
だって、じっとしてくれないんだもの。

はいてくれたとしても、きついのか、ぶかぶかなのか、ちょうどいいのか、息子くんに聞くしかない。

自分にとって ❝ちょうどいい❞ が、ちゃんと分かるんだろうか?
そんな息子くんに聞くってのもおかしな話だ。

『かかとの空きが1センチくらいがちょうどいい』なんてアドバイスも靴屋さんから受けるけど、
靴はやっぱり本人の感覚だよね。


だから、パパは息子くんに店内を走ってくるように言います。
それで息子くんがちゃんと走れてるなら、合ってるんだろうという判断。

でもパパが指示したとは見えないように走らせます。
息子くんが嬉しくて走り回ってるかのように。

ごめんね、息子くん。


これからは、選り好みするようになるのかなぁ。
パパのセンスは息子くんに受け入れられるんだろうか…
ダサいとか言われちゃうんだろうな。


IFMEは好きなブランドの一つ。
こどもの靴を買うようになるまでは知らなかったメーカーだけど作りがいい。
ゴテゴテしてないし。
息子くんの足にもフィットしてると思う。

サイズがちゃんと0.5cmずつあるのもいい。
他のブランドは、1cm単位でしかないものもあったりする。
配色も気に入ってる。
息子くんの靴1セットの中に1足必ず入ってる。


逆に新幹線とかがそのままデザインになってる靴は好みじゃない。
アンパンマンとかキャラ物もあまり惹かれない。

こどもの靴って、小学生手前くらいの子にドンピシャのものがないのに気づいた。
運動量が多くなるからか、機能を謳っているものが多くて、かわいさがなくなる。

まだまだ保育園児はかわいいのだ。
自分で選ぶようになるまでは、親として積極的にかわいさをなくしたくない。


なかなか見つけられない事情はありながら
息子くんのために靴を選ぶのは、なかなか楽しいものだ。



ある父親とひとり息子の毎日を描いています。 息子の行動や発言に気づきを覚えたことをテーマに、 父親として子育てに取り組む姿を見ていただければ嬉しいです。