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誕生!母ちゃんピカピカ一年生⭐︎

5月も後半。なんて、
書き途中で気づけば六月!


妊娠11か月と七日目にしてやっと産まれた新しい生命。

14時間半の悶絶
痛すぎる陣痛を越えてようやく出会えた
かわいいかわいい小さなカラダ。


ながかったぁぁぁああ、みじかかった?

どの時空で自分が生きていたのかもうまく説明できないくらい

夜通し一人きり陣痛室のベッドでうずくまりながら
2分置きに波でくる痛みとの戦い。

これはもう、なんという表現方法があてはまるかわからないけど

お腹の内側から隙間なく剣山を敷き詰めて刺すような
それはそれはとんでもない痛みだった。

…のだけど、もう忘れつつアル…。

散々練習した呼吸も
吐いたら気晴らし程度
痛みが和らぐ  


とはいえ

基本的な痛みが尋常じゃないほど痛いので

とにかく壁をガリガリひっかいたり



助産師さんがもってきてくれたクッションを抱きしめては

痛みを紛らわして

夜が明けるのをひたすら待った。

23時にべんっ!というゴム風船が弾ける音がお腹から聞こえ、破水が始まる。


あ、これは破水だ!とすぐ確信できる感覚だった。


部屋から

24時に陣痛室へ移動してからは
あっという間に痛みが極限まで強くなり

携帯はさわれない、
水ものめない。

陣痛の合間に軽食を、、なんて話を聞いていたのにソレドコロジャナイ!!!


たった3メートル先のトイレへ行くのも
這いながら
やっとで

汗だくになりながら
夜の暗闇の中
恐怖が同居し
ただ、ただ痛みとの戦い。

人生の中で経験したことがないほどの
痛みにパニックをおこし
途中からナースコールを押しまくり
夜勤の助産師サンを困らせる…。



夜中だからもちろん人でもいないし
もう1人お産の方がいて

何回も、
つきっきりにはなれないよ。といわれるも

暗闇と痛みと寂しさで

どうか、そばにいてください。と泣きながら
伝えると
特例で
夫を呼び出してもらい

そこからはもう早かった。

振り切れるモニターの痛みを表す指数

人の5倍の痛みが起きていたらしい…。( ;  ; )

痛み止めを打つもかわらず


さらに痛みが襲う。


意識が朦朧とする中、痛みで精神が壊れ乖離状態になった私は

鼻唄をうたいながら痛みを和らげたり

大丈夫、大丈夫だよ。と自分を励ましたり

側から見たら完全にヤバい人だった😂今だから笑えるけど…

夫が到着するとさらに痛みは増して
頭がでる感覚があり

助産師さんに、うまれます!と伝えて

抱えられながら分娩台へ。


ベッドとはちがう分娩台は冷たくて居心地が悪い。

痛みを打ち消すたびに足を蹴り上げるたび台から足がおちて
何度も助産師さんに怒られる。

こっちだって、痛いんだよ!と痛みを通り越して怒りも入りながら

分娩台へのぼり
夫、助産師さんに支えられながら
いたい!いたーい!と叫び続けて
2時間29分後

おまたがバリバリと裂ける音とともに

長女となる第一子が誕生した。

出産して
産声をきいたとともに

わんわんと泣き
緊張や不安、痛み全てから解放されて涙がとまらなかった。


続く、、、