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マサバとアニサキス

岡山の魚市場で購入した魚の検査の結果を動画にして紹介しているのですが、いい型のマサバがあったので購入しました。寄生虫検査のために魚を購入するときでもそうなのですが、美味しそうな魚があればついでに買っています。

どんな食べ方が好き?

マサバは特に珍しい魚ではありません。青魚が苦手などの理由がない限り、食べることがあると思います。焼いても、煮ても良いですし、缶詰や干物も美味しいです。個人的には、親戚が京都に住んでいるため、こちらに来る時に買ってきてくれる鯖寿司が一番好きです。
ただ、今回のテーマにもなっているアニサキスが原因で生食が避けられていたり、自分で調理するのには注意が必要だったりします。少し前にも、魚の筋をアニサキスと間違えて、魚を破棄してしまったというSNSの投稿が話題になっていました。ただ、アニサキスがどこにどのような形でついているのかを知らなければ、「変なものがついている=アニサキス」となってしまうと思われます。この動画をみて、是非アニサキスってどんなところについているのかを知っていただければと思います。

肝臓に張り付いているアニサキス

ちょっと引いた

サバの解剖は医学部の寄生虫実習のお約束みたいです。というのも、ほぼ確実にアニサキスがいるからです。自分の専門にしている寄生虫があまりいないことから、サバの解剖をあまりしたことはなかったので、今回初めて”アニサキス探し”をしました。最初は、「肝臓に5,6匹くらいかな?」と言うノリで始めたのですが、出てくるわ出てくるわ。最終的には、取っても取ってもでてるので、そのうち私は数えるのをやめた。
これだけ聞くと、サバに対するヘイトでしかないのですが、今回の動画のほとんどはアニサキスを採集するために、内臓の表面をいじくり回しているだけです。逆に考えると、内臓の表面以外にはほぼ寄生虫はいません。なので、サバを購入場合は、すぐに内臓を取り出してください。そうすれば、アニサキスに感染する可能性は一気に減ります。また、釣った場合は可能な限り生かすか、冷やすかして、家に着いたら内臓を取り出してください。サバが死んでしまうと、アニサキスは動き出して、筋肉中に移動してしまいます。

どんなところに、どれくらいアニサキスがいたのかについては、ぜひ、動画を見て楽しんでいただければと思います。また、興味を持っていただければチャンネル登録をしていただけると嬉しいです。


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