詩〜asking for too much〜無いものねだり

無いものねだり

きっと沢山のものを持っている
それなりに幸せに暮らせてる
ちゃんと面白い事にも笑えてて

それで満足、これで充分だと思えない

幸せだから
もっと、もっとと欲が出て望んでしまう

誰かにはあって自分にはないもの

自分にはないものだから欲してしまう
欲深い、無いものねだり

幸せだから
もっと、もっとと必要以上に望んでしまう

新しい何かを手に入れるには
この手の中にある何かを捨てなければ
手には入らない

何を捨てられる？

失えば
今度は捨てたそれを取り戻したくなるのだろう
失ったものをまた欲しがるのも
無いものねだり

人間は完璧ではない
だからとても欲深い
それは生きる力にもなるが
破滅の一歩にもなる

　　　　　　　asking for too much