見出し画像

「雑誌は友人です。」

7才児と2才児と妻が家にいると、テレビの録画の容量は鬼滅の刃とポケモンとアンパンマンとトーマスとNHK朝ドラと大河ドラマと民放連ドラで埋まり、夫のための容量はほとんどないと思います。

加えて、テレビがコネクティッドTVになると、受像機としてのテレビはYOUTUBEでトムとジェリーとBTSを観るためのものにもなると思います。

なので、自分用に番組を録画をしていても観る時間はほとんどなく、とはいえいつまでも残しておくと録画容量をいつまでも食ってしまうので、スキマ時間で一刻も早く観て消さねばなりません。

ということで、この週末、年始に録画した以下をやっと観て、無事に消せました。

NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」、お好きな方多いと思います。
かくいう僕も、「松本人志スペシャル」くらいから好きで、そこから全て観れているわけではありませんが、良い番組だなぁと思っています。

1/4放送の上記回も、とても素晴らしい内容で、勉強になりました。
同じ仕事人として、今回の主人公である山岡朝子編集長、すごいなぁとリスペクトしました。

で。

放送回の中で、編集長として山岡さんが手がけている月1発行の雑誌の購読者が、番組のインタビューに答えていて。

そのインタビューでその方がおっしゃっていたのが今回のタイトルです。

「雑誌は友人です。」

当然、その方は一般の方だと思うのですが、コピーとしてシンプルで強いと思いましたし、何より、読者にこう言い切って頂けることが、制作者として感無量だろうなぁと思いました。

前回の投稿で、僕は「言葉の語源を調べることがよくある」と書きましたが、雑誌も含まれるメディア(media)の語源は、(諸説ありますが)英語のミディアム(medium)の複数形から来ており、一般に「中間」「媒体」「媒介物」「手法」を指すと言われています。
テレビ局や新聞社を「媒体社」と言ったりするのは、ここに所以するということです。

昔、ダウンタウンの松本さんが、「テレビのニュースに“独自の切り口”なんていらんねん!」と仰っていましたが、これも、メディアはあくまでも「中間」の立ち位置で、「情報の媒介物」なんだから、独自の切り口なんて不要、ということかと思います。

この点については様々なご意見があるかと思いますが、一旦言葉の語源や松本さんのご意見に乗っかってみると・・・読者から「友人です」と言わしめるこの雑誌はある意味異常で、本当に凄みを感じます。

と、なった時に。

ラジオは。新聞は。テレビは。
いわゆる「マスメディア」は、我々にとってどのような存在でしょうか?


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?