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正直を逸脱してしまう正直は迷惑なものだ


2023年7月7日(金)朝の6:00になりました。

せっかく読んでくれているのなら、ツイッターもフォローしてくれよな。

どうも、高倉大希です。




ベテランの芸人さんは、肩の力が抜けています。

ONとOFFをつかい分けてはいるのでしょうが、決して無理はしていません。


駆け出しの芸人さんは、肩に力が入っています。

遠くから見ても、無理をしているのだろうなということが伝わります。


ぼくは、じぶんが参考にする意見としては、『よりスキャンダラスでないほう』を選びます。『より正義を語らないほう』を選びます。『より失礼でないほう』を選びます。そして『よりユーモアのあるほう』を選びます。

糸井重里、古賀史健(2018)「古賀史健がまとめた糸井重里のこと」ほぼ日


その場には、流れがあります。

流れを読んで、発言しなければなりません。


だからといって、思ってもいないことを言ったら、簡単にバレてしまいます。

自分のものになりきっていない言葉は、ハリボテのようなものなのです。


相手に対する「これでいけるでしょ」という軽い気持ちが含まれています。

ハリボテを見せられたら、裏に回りたくなるのが人の性というものです。


ビジネスシーンだけではなく、プライベートにおいても、“ちゃんと考えてくれているな”と思う人と長期的に関係を築きたいと多くの人が思うはずです。

安達裕哉(2023)「頭のいい人が話す前に考えていること」ダイヤモンド社


だからといって、正直すぎる人もそれはそれで困ります。

「自分はこういう人間だから」を押し付けられても、場には流れがあるのです。


子どもがよく「だって本当のことだもん」と言います。

本当だったら言ってもよいという、謎のロジックの上に成り立ちいます。


正直を逸脱してしまう正直は、迷惑なものです。

本当であることと、この場で発言することは、またべつの話です。


コミュニケイションの得意な人は、常に「元気で明るい人」ではありません。常に「元気で明るい」状態は人間として不自然です。常に「元気で明るい」という呪縛が「コミュニケイションが苦手だ」という意識を持つ人を大量に作っていると、僕は思っています。

鴻上尚史(2013)「コミュニケイションのレッスン」大和書房


「場の流れ」と「正直」の間に、最適解をみつけていかなければなりません。


「場の流れ」に傾きすぎている人は、もっと「正直」に傾いても大丈夫です。

「失礼かもしれない」だなんて、感情はいちど脇に置きましょう。

そうした方が、あなたのおもしろさが十二分に発揮されます。


「正直」に傾きすぎている人は、少しだけ「場の流れ」に傾けられると完璧です。

「だって本当のことだもん」だなんて、感情はいちど脇に置きましょう。

そうした方が、あなたのおもしろさが十二分に発揮されます。






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