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書くことは極めてロジカルな行為である
2023年6月24日(金)朝の6:00になりました。
1組の辺とその両端の角がそれぞれ等しい。
どうも、高倉大希です。
理系は論理的で、文系は感性的だ。
こう捉えている人は、一般的なイメージに踊らされてしまっています。
文章ほど、ロジカルな表現方法はありません。
言葉の組み合わせが無数にある分、ロジカルにならざるをえないのです。
自分の人生にしろ、自社の製品にしろ、「ストーリー化」、つまり「事実を解釈して魅力を最大限に引き出す」というのは、それほど結果を劇的に変える力を持っています。
感性的な文章を書くためには、論理的であることが前提に必要です。
論理を知っているからこそ、感性を組み立てることができます。
詩歌なんかは、まさにそれです。
ロジックの究極体といっても、過言ではありません。
「ロジックなんて考えずに思うがままに書きました」というようなテキストも、たしかにこの世には存在します。
アーティストの書く歌詞なんかはとくに、ロジックから離れた言語だと捉えられがちです。
ところが、その捉え方は残念ながら間違いです。
思うがままに書いたらロジカルではないのかというと、そんなことはありません。
言葉を用いて表現している時点で、ロジックから離れることは絶対にできっこないのです。
インターネットの登場で、文章を書くという「難しそうな行為」が、実は「誰でもできるじゃん」と思われるようになってしまいました。
物語だって、ロジカルです。
偶発的な必然性によって、物語は進みます。
新しい人物を物語に登場させたかったら、その手前で登場する理由を描きます。
その人物がその物語に登場する必然性を、ロジカルに描かざるをえないわけです。
必要に応じて、登場人物どうしのコミュニケーションをとらせます。
必要に応じて、大小さまざまな事件を引き起こします。
物語に偶然はありません。
すべてはロジックの上に成り立ちます。
自分の決断がほんとうは直感、つまり胸の奥底で望んでいるものから来ている場合、わたしたちはときに、その決断が合理的に見えるように仕立てたくなるということだ。
当然、今日のこの文章も極めてロジカルに書いたつもりです。
テトリスを積み重ねるような感覚です。
書くことは、極めてロジカルな行為である。
感性にとらわれているようでは、まだまだです。
毎朝6時に更新します。読みましょう。 https://t.co/rAu7K1rUO8
— 高倉大希|インク (@firesign_ink) January 1, 2023
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