真面目さと、少しの遊び心を
2023年10月16日（月）朝の6:00になりました。
だれの日常にも、おもしろいヒントがたくさんある。
どうも、高倉大希です。
ひとつのものごとに、全力を注ぐことは危険です。
そのひとつが失われた瞬間に、すべてを失うことになるからです。
視野も狭くなるため、いずれにせようまくいきません。
成果を出したいのなら、べつのなにかが必要です。
目の前のものごとを、相対的に捉えなければなりません。
べつのなにかがあるからこそ、対象の輪郭を正確に捉えられます。
絵に集中すると、どうしても絵のことを考えてしまうでしょう。できるだけていねいに描こうとか、そういうことも思ってしまう。すると、描いている絵がつまらなくなっちゃうんです。それよりも、なるべく絵から気を散らして、違うことを考えたほうがいい。そうすると手も自由に動く気がするの。
真面目な人ほど、ひとつのものごとに一生懸命になりがちです。
がんばることはよいことですが、前述のとおりやや危険です。
一方で、優秀な人は「どうなってもいいや」という感覚をもち合わせています。
どんな結末をむかえたとしても、なんとでもなるさという楽観的な視点です。
これはなにも、真剣に取り組んでいないというわけではありません。
むしろこの感情をもっているからこそ、真剣に取り組むことができます。
それはぼくにとって、クリエイティブの喪失なんです。「本業じゃないこと」を辞めてしまったら、自分がこれまでやってきたことの根幹がブレてしまう。
真面目であることは、前提です。
目の前のものごととは、真摯に向き合わなければなりません。
すべてをコントロールすることはできない。
真摯に向き合うのと同時に、この事実を受け止めなければなりません。
最悪、どうなってもいいや。
この気持ちがあるからこそ、大胆な挑戦をすることができるのです。
本当の話、あなたが人生で何をするかは、そんなに重要なことじゃない。あなたが限られた時間をどう使おうと、宇宙はまったく、これっぽっちも気にしていないのだ。
遊び心を発揮するだけのゆとりが、どこかには必要だということです。
ハンドルについている遊びとおなじです。
真面目さと、少しの遊び心を。
遊びのない真面目さには、事故の危険性があります。
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— 高倉大希｜インク (@firesign_ink) January 1, 2023
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