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「カッコわるい奮闘」の奥にあるもの

ご縁があって、大学で学生さんとの振り返りのコマに参加している。

あるゼミで、学生と社会人が一緒に自分の1ヶ月を振り返る、
というシンプルなもの。
そこでは、学生も社会人も
自分の「カッコわるさ」「不安」「モヤモヤ」を全開でシェアする。

背景も、人となりも知らない、
年齢も10歳どころじゃなくて、
20歳くらい離れているもの同士。

だけど、毎回、お互いの1ヶ月の奮闘に感動する。
そう感動するレベル。
不安やモヤモヤを乗り越え、
「一歩超えていく姿」に尊敬の念がわく。

「そこには経験がある社会人」と
「これから社会に出る学生」みたいな構図は全く無くて、
お互い今を試行錯誤しながら生きているもの同士、
という共通点だけで話を聴き合う場。

私自身のこの1ヶ月は激動だった。
組織を離れてとてつもなく不安になっていること、
不安すぎて、「売れる!なんちゃら」にお金を払いそうになること、
などなど。
カッコ悪く、不安だらけで、モヤモヤ全開。

そんな中、これから就職活動で、でも学生の今だからこそ
やりたいことにも全力でという学生さんが言ってくれたこと。

「加藤さん、もう一回学生やっているようなものです。
私たちと同じ。色々やってみて試してみたら
きっと見えてきます。
絶対見えてきます。」

真剣なそしてまっすぐな瞳、
その迫力、力強さ、といったら!

大人になると、カッコ悪い奮闘や、居心地の悪さを外に出さなくなる
いつも前向きな人でいたくなる
でもチャレンジしたらいろんなことが起こるし、いろんな感情が湧いてくる

カッコ悪く奮闘すること、居心地の悪さの
その奥には何があるのかを口に出していくこと。

そこに自分が本当の願い、実現したい未来が埋まっている

普段は関わりのない、ライフステージも違う人に
大きな問いを投げてもらう、
勇気を出して声に出す
ただただ受け止めて聴いてもらう

そこからとてもつもないエネルギーが湧いてくる。

そのパワーたるや、想像を超えている
そこに惹きつけられて、コーチとして独立するところまで来た
んだ、と気付かされた。

大人にこそ聴いてみたい

そのカッコ悪い奮闘を、居心地の悪さを隠していないだろうか?
その奥にあるあなたの本当の願い、実現したい未来はなんだろう?


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