はたらくを、しあわせに

現在(2020年10月11日)、大学三年生である私は就職活動を行う上で、ある企業の方の理念に心を打たれ、一つの本に出会いました。それは「はたらくを、しあわせに」という本です。最近毎朝電車に乗るようになり、見かけるのは暗い顔をしている・いかに会社に行きたくないオーラが出ている人ばかり。そこでふと思いました。なぜ、限られた命を使ってまで仕事をしているのにそんなにも暗い顔をしているのか。社会人として働いたことはないですが、何事も向き合い方によって変わると確信しています。そこで幸せとは何か。「幸せな人生とは正しい決断をすることではなく、自らの決断を正解に変えていくこと」約1億3千万人にいる日本で全く同じ人生を送っている人はおらず、1億3千万とおりのストーリーがあります。自身が決断したことを正解にできるか、アクションして結果を残せるか、この二つに尽きます。ヒトの24時間の使い方として具体的には 
①睡眠時間8時間 
②働く時間8時間 
③プライベートの時間(余暇,移動,食事)・家族の時間8時間 
つまり睡眠時間を除くと、少なくとも活動時間の半分は「働く時間」なのです。人生のほぼ半分を費やしている働く時間を充実させ、さらに幸せを感じれたらどれほど素晴らしい人生になるかとワクワクします。

日本人で熱意溢れる社員は6%

1300万人のビジネスパーソンに調査した結果によると、日本の「熱意溢れる社員」の割合は6%,企業内に諸問題を生む「周囲に不満をまき散らしている無気力な社員」も割合は24%,「やる気のない社員」は実に70%に達しています。自分の時間の使い方、すなわちの使い方として、あまりにもったいないのではないか。ヒトが幸せを感じるのは「理想が叶うとき」「見通しがついたとき」である。このことを仕事におきかえてみる。

理想は「夢」と「志」の二つに分けられる。理想とは、「未来にやりたいこと」「果たしたいこと」「手に入れたいこと」です。そして、理想は「自分のため」に目指すものと、「自分以外の人や社会・組織のため」に目指すものに分けられます。◎目指す理由が「自分」にある理想=「夢」◎目指す理由が「自分以外」にある理想=「志」

このように定義されています。たとえば「夢」は、マイホームが欲しい、車が欲しい、世界一周旅行がしたい、素敵な旦那さんが欲しい、といったものです。一方の「志」は、誰かの問題解決がしたい、子供の成長を創造したい、自分の会社のサービスをもっと世の中に広げたい、といったものです。ギブ&テイクでいうとギブにあたるのが志です。自分という存在を通して、誰かの役に立ち、誰かに価値を創造するからです。つまり仕事の中で明確な志をもって、「志事」できるかで人生が大きく変わります。

志を持つ

熱意をもって働く日本人ビジネスパーソンが、わずか6%しかいないという現実の原因は、夢は持っていても、志を持っていない人が多いことに起因していることであると思います。夢を持っている方はたくさんいますが、自分の志はこうだと、迷いなく言える人は多くありません。これを言い換えると「理想が夢しかない」人が多いということです。仕事の時間は自分以外の誰かに価値を提供する時間です。それでも、ほとんどの人は、生きるために、また、夢をかなえるために、仕事をして、お金を稼ぐ必要があります。「はたらくを、しあわせ。」にできないからと言って、仕事を辞められる人などそうはいません。だからといって「お金を稼ぐ」以外の目標を見いだせない仕事で、充実感を覚えることは難しいです。結果として、熱意のある社員がいないという状況になってしまうのです。せっかく命を得たから、自分の人生を有意義に生きるために、良い意味で「欲」を持っていきたい。仕事でも熱意つまり志をもってバリバリ働き、プライベートでも夢を追いかけて、活動時間のすべてを充実させることを目指したい。
幸せになる権利をもって生まれてきたのだから、一度きりの人生を幸せにする!!!!!


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