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嫌われる勇気 part2

嫌われる勇気part1の続きの投稿です。

part1をまだ見ていない方はそちらご覧下さい!

正しい対人関係の3つの捉え方

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1.承認欲求と競争意識は捨てて、理想の自分との対話だけを残す

他者に認められたいという承認欲求や他人と自分とを比較し、優位に立とうとする競争意識は生き辛さしか生まれてきません。

本当の意味での幸せな人生を歩むことには繋がらない。

アドラー心理学では、そのような承認欲求や競争意識は人生の価値基準から取り除くことが教えられています。

そうした価値基準を取り除いた上で、思い描く理想の自分との1対1での対話を人生の中に取り組むことが推奨されています。

そうすることで生まれるものが健全な劣等感で、その健全な劣等感を解消するために努力のエネルギーを注いでいくことは、自分らしさを磨くことや本当の意味での幸せな人生を歩んで生き導きとなると教えられています。

2.自分と他人の課題の分離を徹底する

あらゆる対人関係のトラブルの原因は、他者と自分の課題の混合にあるとは、part1で述べたのでそちらをご覧ください。

他人を変えることができないから他人の課題には介入しない。

他人が自分をどう思うかは100パーセント他人次第であり、自分にはどうしようもできないので、そもそも気にすることすらする必要がないということです。

この考え方こそが嫌われる勇気という本の名前の由来であり、別に他人に嫌われても良いという勇気を持つことは、すなわち、他人と自分との課題に境界線をはっきりと見極められている証拠なのです。

だから、他人の目を気にする必要性も、他人の期待に応えようとする必要性も、そもそもなく、大切なことは自分がどうしたいのか、自分の理想は一体何なのかという自分の課題と真剣に向き合うことであると教えられています。

3.仲間に対する貢献感を養う

人間は仲間とみなしたコミュニティに対して、無条件の貢献を行なっていくことで、そのコミュニティの中で自分は意味ある存在であるという貢献感を養うことができます。

嫌われる勇気における幸福の定義とは、まさにこの「貢献感」、すなわち、コミュニティの中に自分の居場所があると感じられることこそにあります。

承認欲求を突き詰めていった先にあるのは、他所の期待や評価のためだけに生きる条件付きで、不自由なです。しかし、仲間に対する貢献を無条件かつ、主体的に突き詰めていった先にあるのは、承認欲求にとらわれることのない、自分の価値の実感と幸福感であるとされています。

もし、ここまで触れてきた承認欲求や競争意識、自分と他人の課題の混合が意思されたままだと、幸福につながるような貢献感をもたらしてくれる関わり合いを持つことはできません。

だからこそ、承認欲求や競争意識は捨てる必要があり、また、自分と他人の課題の境界線をはっきりさせ、互いにその境界線を越えていかないようにする必要があります。

アドラー心理学では、幸せな人生を送るためにも、そうした生き辛さを見出す、対人関係に由来する要因は取り除き、自分は相手に対して一体何をしてやることができるのだろうかという貢献感を養っていくことこそが、幸せにつながる行動指針であると教えられています。

まとめ

アドラー心理学では、あらゆる生き辛さの元凶は対人関係に由来しており、特に以下の3つの要因が原因となっているとされています。

①承認欲求をベースに対人関係を構築してしまう

②競争意識をベースに対人関係を捉えてしまう

③他者と自分との課題を混合してしまう

そして、そうした要因を取り除き、人生を真の意味で幸せに生きるために③つの方針が掲げられています。

①承認欲求と競争意識は捨て、理想の自分との対話だけ残す

②自分と他人の課題の分離を徹底す

③仲間に対する貢献感を養う

何か1つでも参考になる点がありましたら幸いです。

私はこの本を読んで、人生に対する考え方から変えていかなければならないと実感することができました。

今すぐに変えることはできないけれど、少しずつでも前進していくことが大切だと気付きました。

皆さんも、より良い人生にするために行動を起こしてみてはいかかでしょうか。

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