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【英語のハノン中級】完走報告 〜文法を「身体に染みこませる」ことの大切さに気づく〜

 こんにちは。先日、「英語のハノン中級」を完走することができました。初級を終えた今年7月から始め、1日1トラックのペースでゆっくり進めたこともありトータルで4ヶ月近くかかってしまいましたが、10月末に無事「ゴール」することができてホッとしているところです☺️

 また十分時間をかけて練習をしたことで「初級」とはまた違った新たな気づきを得ることもできました。そこで、今日はそういった点を中心に振り返ってみたいと思います。


結論:継続は大変だけど、やっぱり「英語のハノン」は良い

 「初級」でも何度か中断してしまった「英語のハノン」。「中級」でもこの夏の猛暑や、構文が複雑で1日でスラスラ言えない例文などがあったことで一時期は正直しんどくなることもありました😥しかし、それでも継続できたのは、やはりこの「英語のハノン」の効果を実感しているからに他なりません。

 「初級」の時点から、以前と比べて普段のスピーキングでも言い淀みやつっかえることが少なくなってきているなとその効果を実感し始めていましたが、「中級」ではさらに新しい気づきや効果も感じるようになりました。次の章で振り返っていきたいと思います。

「中級」で新たに得られた気づきや効果

①口に出して練習することで苦手だった文法項目が知識として定着

 これは今回「中級」で一番実感した効果です。具体的には、最後のユニットで登場する「倒置」(本の中では特に「トラック14.2」)が私はどうしても苦手で、今まで本や座学で勉強したことはあってもなかなかマスターすることができませんでした。

 ですが、今回はまず解説をじっくり読み、その後何度も開本(本を見て練習)でリピートし、最終的には閉本(本を見ないで練習)で1日だけではなく数日かけて口にだすことで、"No sooner had I do…than"のような今までなかなか覚えられなかった倒置のルールをストンと腹落ちさせることができました。まさに「習うより慣れろ」で、苦手な文法項目も「声に出して」練習することで、「身体に文法を染み込ませる」ことができることを実感し、その大切さに気づくことができたのは大きな収穫でした。

②最初に音声だけを聞くことで冠詞や名詞の単数・複数形の使い分けをより意識

 「中級」では開本で練習する前にまず音声だけを聞くようにし、リスニング力も鍛えるようにしました。このプロセスを最初に踏むことで、自分の苦手な、あるいは聞き取れない音やリダクション、リンキングは何かということを確認できるようになりました。

 またそれと同時に、「ここは"a"かな?それとも”the"かな?」、「この名詞は今、単数だったかな、それとも複数だったかな」といったことも自然と意識するようになり、口に出して練習することで冠詞や名詞の単数と複数の使い分けや用法をさらに確認することもできました。

最近、練習で新たに取り組み始めたこと

 11月に入ってからは「上級」での練習を始めました。「初級」や「中級」とは異なり、冒頭のユニット1から手強い例文のオンパレードですが😅、基本の練習方法に加えて最近では以下の試みも始めてみました。まだ効果は分かりませんが、また別の機会に振り返ることができればと思います。

①朝30分の練習に加えて、就寝前にも「おさらい」

期待する効果:Active Recall(アクティブリコール:能動的に思い出す)とSpaced Repetition(間隔反復:間隔をおいて復習)の理論を応用して、記憶の定着を図る。

 トラック毎に習得するまで練習するのでその時点ではある程度は記憶に定着しますが、しばらく経つとどうしても忘れてしまいがちです。そこで実験的な試みではありますが、毎朝30分と決めている練習時間に加えて、当日の夜に同じトラックを復習しています。一般に「就寝前に覚えると定着しやすい」と言われていることを参考にしたもので、最近ボキャビルでも活用しているActive RecallやSpaced Repetitionも応用してみようと思いました。

②練習の音声を録音して、苦手な発音をチェック

期待する効果:どの音の発音が聞き取りにくいのかを把握して、今後の練習で意識する。

 「中級」ではリスニング強化の目的で「最初に何も見ないで音声を聞く」という練習を始めましたが、「上級」ではそれに加えて自分が練習した音声を録音して発音のチェックをしています。ですが、自分だけのチェックでは不十分なので、判断が難しい時は文字起こしアプリOtterを使おうかなと思ってます。

英語のハノン、煮詰まってしまった時の「処方箋」

 最後に「英語のハノン」を継続するための私なりの「処方箋」をご紹介したいと思います。

①音声ダウンロードページにある著者お二人のコラムを読んでみる

 こちらは購入者用の音声ダウンロードページにあるページなので直接の引用は避けますが、このページには著者お二人のコラムが掲載されています。今は終了したようですが連載形式になっていて、教本の活用方法であるとか、なぜこのような構成・編集をしたのかという狙いや思いが記されています。

 私の場合は、ネイティブのナレーターお二人のうち男性の方が異様に早口で、女性の方がゆっくりめで「なぜだ?🤔」と思っていたんですが、コラムを読んで「なるほど」と思ったりもしました(ページを公開できないもので、わかりにくくてすみません😅)。正直なところ、あまりの早さに辟易としていたんですが😞、こうした背景を知ることで「またやってみよう」というモチベーションが上がりました。

 またこれは余談であり、個人的な意見ですが、音声があまりにも早すぎると感じる場合は、一旦スピードを下げて練習するのも全然ありだと思います。そして徐々にナチュラルスピードに近づけていけば良いのかなと。

②疲れたら無理せず休む

 これは「初級」のレビュー記事でも紹介した「ゼロヒャク思考」と一部重複する内容にはなりますが、仮に練習ができない日があっても決して自分を責めることなく、疲れたら無理せず休んだ方が良いと思います。

 もちろん毎日続けた方が早く効果は得られるとは思いますが、仮に中断しても続けていけば自ずと効果は実感できると思います。

 現在練習中の「上級」は間違いなく「中級」以上に時間がかかると思います。ですが「身体に染み込ませる」までじっくり&焦らずに取り組んでいきたいと思います。

 また並行してケンブリッジ英検の受験準備やナショジオ翻訳講座の受講も続けているので、それらとの相乗効果も期待したいところです。

 今回は以上になります。本日も最後までお読み頂きありがとうございました。


参考リンク

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