事業計画書を作成する際のワンポイント!
こんにちは、予算管理に特化した税理士&コンサルタントのT.Hiroです。
前回記事で事業再構築補助金やものづくり補助金の今後の事業計画の作成の参考として、市場予測についてお伝えしましたが、今回は事業計画書の作成におけるフローチャートの有効活用方法についての内容をお伝えしたいと思います!
(前回記事もご参照ください!)
1.生産ラインはフローチャートで示す
事業の概要や現状の生産体制を説明する際、文章で流れをツラツラと説明してもなかなか相手には伝わらなさそうですよね。
特に、製造業や卸売業などは、実際に工場などよ現場を見てみるとモノの流れがよく分かり、生産体制も理解しやすいと思います。
しかし、事業計画の策定においては、写真を挿入することはできますが、全てを実写で見せることは不可能です。
そこで、生産ラインやモノの流れは、フローチャートで書こう!
という点をお伝えしたいと思います!
2.フローチャートで書くべき3つの理由
生産ラインやモノの流れをフローチャートで書くべき理由は3つあります。
① フローチャート化による情報の整理
② 申請書上のデザイン性アップ
③ わかりやすく伝えたいという想いを伝える
①は、フローチャートにすることが情報を見やすく、わかりやすく、簡単にまとめる最適解の1つであるからです。
フローチャートは視覚に訴えてみる人に情報を伝える事ができます!
例えば、事業遂行による改善前後で、どこがどのように変わるのかを整理することで、書く人も見る人も、改善の箇所が一目瞭然ですよね!
②の申請書のデザイン向上については、前回記事のグラフ化でもお伝えした通り、文章だけの事業計画書では読む人の気持ちを動かすことは困難です!
皆さんも、新聞や雑誌で情報を集める際、文章だけよりも、視覚的にわかりやすい図やグラフ、チャート図があるとわかりやすいですよね!
③のわかりやすく伝えたいという想い・熱意については、生産工程の改善をただ文章でまとめただけでは、
・それが現状ではなぜ困難なのか
・本補助事業でどのように手を入れるのか
・それがなぜ事業再構築に繋がるのか
・その改善がどういう効果をもたらすのか
といった点が伝わりにくいですし、伝えたいという想いも見えづらいですよね。
フローチャートにしてわかりやすぐまとめるのが、地味な工夫ですが、採択への近道になると考えられます!
3.フローチャートの具体的な使い方
ここまでフローチャートの必要性について説明してきました!
それでは、具体的にどのように使用するのか・・。
まずは、現状整理をフローチャートでまとめることから始めます。例えば、オペレーションであれば、
① まずAをする
② 次にB作業をする
③ 最後にCをやって出荷する
という3工程があるとします。
その場合、ただ文言でまとめても芸がないですよね。
また、フローチャートの横に関係する設備や場所、時間などの情報を加えると、より一枚のスライドがもつ情報量が増えるので、見やすくなるかと思います!
このようにちょっとした工夫で申請書のクオリティを挙げることができますのでご参考にしていただければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
次回は予算管理手法とブランディングの関係性についてご紹介したいと思います!