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マーケティング手法、3C分析の活用について!

こんにちは、予算管理に特化した税理士&コンサルタントのT.Hiroです。

前回記事で事業再構築補助金やものづくり補助金についての情報についてお伝えしましたが、今回は3C分析の具体的な活用方法についてお伝えしたいと思います!

(前回記事もご参照ください!)



1.3C分析ってどう活用するの?

前回記事までで、3C分析の具体的内容を見ていきました。


ここからは、3C分析の活用の仕方を解説したいと思います!


主な活用方法は以下の5つです。

 ● それぞれの要素を掛け合わせる


 ● 市場顧客と5F(ファイブフォース)分析を組み合わせる


 ● 自社の分析にVRIO分析を使う


 ● 3C分析とSWOT分析を合わせる


 ● 3C分析と4P分析を組み合わせる


では一つずつ解説していきましょう!


2.それぞれの要素を掛け合わせる


まずは、「市場・顧客」「競合」「自社」それぞれを組み合わせてみましょう。
有効な組み合わせ方は以下の3つでしょう。

●市場・顧客 × 競合
●市場・顧客 × 自社
●市場・顧客 × 自社 × 競合


ここから一つずつ見ていきます!

● 市場・顧客 × 競合
市場・顧客と競合をかけ合わせて分析するのは、競合が抱えている課題はなにかを分析するためです。


その課題を解決するのに、自社の優位性があるかを見極めることで、競合とどのように差別化していくかを考えるヒントになるでしょう。

● 市場・顧客 × 自社
市場と自社を組み合わせて分析する理由は、自社の商品の市場機会と課題を把握できるからです。


これによって、自社商品に魅力を感じてくれる顧客は誰か、自社がターゲットにしている市場と自社商品の提供価値はマッチしているかを分析しましょう。

● 市場・顧客 × 自社 × 競合
市場・顧客と自社と競合を全てかけ合わせて使うこともできます。


この活用方法によって、市場のニーズを満たし、競合を上回る自社商品の魅力とはなにかを見つけ出すことができます。


これはすなわち、自社商品の成功要因です。


3.市場・顧客と5F(ファイブフォース)分析を組み合わせる


3C分析は、他の分析手法と組み合わせることもできます。


その一つが、市場顧客と5F分析の組み合わせです。


5F分析は、自社の業界構造や収益性を浮き彫りにし、競争が起きる要因を把握するもので、以下の5つの要因を分析します。

・ 新規参入者の脅威
・ 代替品の脅威
・ 買い手の交渉力
・ 売り手の交渉力
・ 既存の競合


これらの観点で市場・顧客を分析することで、より質の高い結果が得られるでしょう!


4.自社の分析にVRIO分析を使う


自社を分析するのには、VRIO分析を使うのも有効です!


VRIO分析とは自社の経営資源を分析するための手法で、VRIOはそれぞれ、

 ● Value(経済的価値)


 ● Rarity(希少性)


 ● Inimitability(模倣困難性)


 ● Organization(組織)


を示しています。


自社の分析に困ったら、VRIO分析の観点で見てみましょう。


5.3C分析とSWOT分析をかけ合わせる

3C分析は、SWOT分析とかけ合わせて用いることもできます。


SWOTとは、

 ● Strength(自社の強み)
 ● Weekness(自社の弱み)
 ● Oppotunity(市場機会)
 ● Treat(脅威)
の頭文字を取ったものです。


SWOT分析では、自社の強みでどのように市場を制するかを考えたり、反対にどのように脅威に対抗するかを考えたり、自社の弱みをどのようにカバーするかなどを考えます。


3C分析とSWOT分析をかけ合わせることで、ニーズや競合、自社状況の把握だけでなく、具体的な戦略を練ることができるでしょう!


6.3C分析と4P分析を組み合わせる



3C分析は、4P分析と組み合わせることもできます。


4Pとは、以下の頭文字を取ったものです。

 ● Product(製品)
 

 ● Price(価格)
 

 ● Place(流通)
 

 ● Promotion(販売促進)


冒頭のマーケティング戦略の立案と実行のステップでは、3C分析は最初に、4P分析は最後に行われることを説明しました。


4Pでは、自社の具体的な戦略を考えていくわけですが、そのときに3C分析の観点から改めてチェックを行うことで、分析した結果と立案した戦略が乖離してしまうのを防ぐことができるでしょう!


最後までお読みいただきありがとうございました!

次回は事業再構築補助金の新情報についてお伝えしたいと思います!

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