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幸せな記憶と星の数ほどの後悔


私には、消化しきれていない過去がたくさんある。

5歳の9月、小学校受験したいと母に伝えて、受験勉強が始まった。偏差値という新しい価値観に出会って、少しづつ家庭が崩壊し始めた。私が受験したいだなんて言っていなければ、家庭は平穏で、私も病気になることなく楽しい学生生活を送れていたかもしれない。

14歳の2月、うつ病の診断をもらって、でもそれを誰にも話せなくて、なんとか元気なふりをしながら毎日学校に通っていた。うつは初期段階であれば半年ほどで治ると言われているから、もし診断を貰ってから、学校を休んで療養に専念していれば、高校受験に間に合っていたかもしれない。

15歳の9月、とうとう学校に通えなくなって、別室登校するようになった。別室登校するくらいなら、家で休んでいれば元気になれたかもしれない。

15歳の3月、地元の全日制高校を一般受験した。偏差値はかなり低かった。体調が不安定で、ずっと目指していた高校はリスクが高すぎると思って受験しなかった。
結局通信に転校することになるなら、リスクが高くても挑戦するべきだった。

15歳の4月、地元の全日制高校に入学した。担任の先生の自己紹介のとき、偏見が垣間見えたからうつ病であることは話さなかった。
担任には話せなくても、学年主任とか、養護教諭とか、誰かしらにはほんとうのことを話していればよかった。そしたらもっと対応してくれていたかもしれない。


 私の過去は、後悔で埋め尽くされているけど、最近、少しだけその過去でさえ受け入れてもいいんじゃないかと思う出来事があった。
結果論だけど、🫖さんと出会うには、すべて必要なことだったのだと思った。私の経験や選択すべてが、🫖さんに出会うためのものだったと思うと、それで良かったのかもしれないと思えた。

幸せな記憶と星の数ほどの後悔に押しつぶされそうになる夜がたしかにあって、

でも、

その選択を悔やまないで。
あのときは、それが
私の最善で
最高の選択だったはずだから。
それでよかったんだよ、私のしたことは。


今はそう自分に言い聞かせる。
「間違ってなかったよね?」と、不安になる自分を、「私は合ってたんだよ、これで良かったんだよ」と言い聞かせる。
消化しきれない過去は沢山あるけれど、少しづつ、少しづつ、ほんとうに少しづつ、以前の私とは変わってきたと思う。



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