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《休職5か月目の感想》休職に入って良かったこと

休職に入ってから起きた、数々の変化の一つに、「"人嫌い"症状が出なくなった(≒イライラしなくなった)」があります。

え?どういうこと?と思われるかもしれませんが、コーヒーチェーン店で毎日大勢のお客様を接客する反動か?私はこの数年間、実はものすごく「人嫌い」になっていました。人として、大変お恥ずかしい話なのですが…。

常に笑顔で、気ぃ遣いの私のこの闇(笑)を、社内の方に打ち明けると、いつも本当に驚かれるのですが、

仕事オフモードになると、例えば自宅のマンションのエレベーター内に、誰か他人が入ってくるのが大嫌いだったり、どこでも通路で人とすれ違うのが苦痛。
「誰も私の視界に入らないで欲しい…」
と、自分の近くに他人がいることがとてもストレスで、いつも見知らぬ他人を毛嫌いしていました。

人がいると常にイライラピリピリしてしまい、カフェに入ってひとりで勉強するのが大好きだったのに、ここ数年は苦痛で頭がおかしくなりそうで、全くできなくなっていました。

この反動は、特にコーヒーの大会で日本一になってから発症しました。私なりにプレッシャーを感じたり、接客のロールモデルであろうと、お客様という初めて会う"他人"に、仕事だから親切に振る舞うこと、常に完璧な接客をしようとしていた反動があったのかも知れません。

でも、本来は、コーヒーや食を通して、人と人とが繋がることに仕事のやりがいを感じていたはず。人間とは、人と繋がり、誰かの役に立ったと感じる時に、幸福感を感じる生き物だと私は思っています。
また、私の母は、いつもボランティア精神に溢れ、人への情が深く、看護師としてその才能を生かしていて、私の価値観はそんな母からも影響されました。
ですが私はこの数年間、そんな「在りたい自分」とは真逆の人間アレルギー体質になっていました。


でもいや、むしろ逆に、

他人に一瞬一瞬、親切に振る舞うコーヒーチェーンでのスピーディーな接客は、自分にとって薄っぺらく、自分の作り笑顔が嘘くさい(笑)、「自分らしくない」とも常に感じていました。

もっと深く人と関わり、お客様になる方の心の豊かさにもっと触れる仕事がしたいと感じていました。
でもそれが叶わないまま、表面的な笑顔と気遣いを一日中ふりまいて消耗していました。

そうした様々な違和感やストレスは、私が休職に至った体調不良の要因の1つだったのではないかな、と今では感じています。

そうして、休職に入るまでの直前もこの数年間も、
意図せず「人嫌い」になってしまうことが、ずっと私の悩みでした。

でも、そんな私が休職に入ってから変化したのが、「この人嫌い症状」から解放されたことです。

そもそも、日々のストレスやタスクから解放され、心に余裕があると、こんなにも他人が嫌ではなくなるんですね。(うつ病の症状が軽度の状態で早めに休職に入れたお陰でもありますね。)

電車の中で赤ちゃん連れのお母さんに席を譲ることも、駅の改札口で困っていそうな海外旅行客に声をかけることも、休職中はするりスラリと軽々と行えます。スーパーのレジの方への「ありがとうございます」も毎回気持ち良く言える。

他人が視界に入っても、休職中の今は全然平気です。

そして今日、久しぶりにカフェで「おひとり様タイム」が出来ました!!!(3月の振り返りとかJournalingができた!)

以前は、どれだけイヤホンをして音楽で耳をふさいでも、周囲の方々の話し声や存在感、動きだけでもう発狂しそうだったのに(あれ?もしや私って、けっこう前からヤバかった?笑)

今日はとてもリラックスできました…
こんな時間いつぶりだろう…

休職に入ったおかげで取り戻すことができた自分でした。

気付けたことまとめ☕

  • 大勢のお客様をさばくような、レジでの短い接客スタイルは、もう私の本来したい仕事ではないのでは?エネルギーの使い方が今の自分の体質と合わなくなったのでは?(ってか、15年もやったからもう十分では?!笑)

  • 次は逆に、少人数のお客様とコーヒーや食を通して深く豊かな時間を創り出す仕事がしたい。

  • また人嫌い症状が出始めたら、きっとそれは私の心と脳の危険信号。
    ①タスクを減らす②空を見上げる&一人時間を作る③無意識に気を遣う相手に気付き、気を遣い過ぎるクセや習慣を一時停止させる。
    そして立ち止まって余裕を取り戻すための作戦会議じゃ!

    今日は、そんな心の変化日記でした~☕ありがたやです。今こうして生活できていることに、本当に感謝です。


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