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子どもが会社に伝えたいことがあれば「株主になる」という方法も。

 主人公の女の子が、周りの人を巻き込んで海岸をきれいにするアクションを起こす、という物語。この中で、女の子が大好きなお菓子を作っている会社に、どうやったらプラスチックを減らせるか、という手紙を書くシーンがあります。

■ プラスチックを減らしたい、の声を届ける

 こちらの絵本や、プラスチックモンスターの本を読んで、感化された4才の娘。主人公の女の子と同じように、会社にお手紙を書くことになりました。まだひらがなをやっとかけるようになったばかりですが、一生懸命書きます。

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 そして、完成したのが、こちらのお手紙です。

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ようふくやさんへ

プラスチックの ようふくを つくったら
せんたくきに いれたら
うみに マイクロプラスチックがいっちゃうから
どうしたらいいのか
かんがえてください
(娘の名前)より
もうすぐ5さい

 私も絵本で知ったのですが、ポリエステルのようなプラスチック素材を含む洋服は、洗濯機で洗うとマイクロプラスチックになり、そのまま海まで流れてしまうのだそうです。なるべく綿の洋服を着ている娘ですが、可愛い服はスパンコールが付いていたり、綿ではなかったりと、「オシャレ」と「サステナビリティ」のバランスを4才なりに考えているようです。

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 この手紙をどこに届けたら良いのか、迷ったのですが、あるアパレルメーカーのサステナビリティ関係の部署に郵送させていただきました。

■ 会社に変わってほしければ、会社を買うのも選択肢

 ちょうどこの時期は、緊急事態宣言の期間ということもあり、オフィスに届けた手紙は読まれているのかどうか、分からない状況です。(ご担当者の方に読んでいただけているのであれば嬉しいですが…!!)

 4才の娘本人は、時々「お手紙読んでくれたかな?」「もうお手紙届いたころかな?」と気にしていました。そこで、教えたのは「会社を買えば、意見が言えるようになる」ということ。

 「会社って買えるの!?」と小学生の娘も驚いていましたが、みんなで分けっこしながら会社を買えること(=株主になれる)、会社を買ったら会社に意見が言えること(=株主提案や、議決権で投票できる)を伝えました。まだピンと来ていない様子でしたが、消費者としての行動だけでなく、投資家としての行動も会社や社会を良くすることにつながる、ということを子どもたちには知ってほしいなと思っています。

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 フィナンシェの会では、「お金がどこからきて、どこへ行くのか」という流れを意識した金融教育を目指しています。他にも、日常生活で子どもとお金のことを学べるさまざまなアイディアをご紹介しています。(スキやフォローもお願いします)

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