【FiNANCiE】2019年に実施したサービス設計の裏話。
こんにちは。FiNANCiE(フィナンシェ)でUX・UIを担当している島津です。このnoteでは、2019年春にローンチしたFiNANCiEが約半年をかけてどのようにアップデートしたのか、軌跡をご紹介したいと思います!
FiNANCiEは、「夢を実現したい人」と「支援したい人」の欲求で成り立っている。
私たちは、「夢を実現したい人(オーナー)は、支援したい人(サポーター)の熱量を、自身の活動のエネルギーに変換できる」と考えており、支援する人は「自身が支援行動したことが相手(=オーナー)伝わり、喜んでほしい」と願ってアクションをしていることが多いのではないかと仮説しています。
コミュニティ活動(エコシステム)によって満たしたい欲求
夢を実現したい人・・・支援してもらえてよかった、実現に向かっている安心・自信
支援したい人・・・誰かをサポートしてよかった
FiNANCiEにおける「あたらしい支援のカタチ」
従来のクラファンやオーディション企画では、「お金が目標金額に到達したら、やります!」「一位になったら実現します!」など公約するプロジェクトやオーナーが見受けられます。実現条件が提示されている分、支援者はオーナーに対して何をすればいいのか明確であり、行動に起こしやすいです。
また、実現条件をクリアすることがオーナーと支援者の協力プレイであって、その後の実現フェーズはオーナーに委ねられます。
一方でFiNANCiEの場合は、「支援手法」「熱量」「共感」を支援者が選択できるのが特徴です。
支援手法
「継続的な関係構築」を前提としたコミュニティ設計となっており、支援者はプロジェクト開始から実現フェーズまで見守ることができます。
加えて、FiNANCiEでは「①資金的支援」「②スキル的支援」「③リソース的支援」の主に3つの支援アプローチがあり、②③はコミュニティ機能を活用して実行できます。
熱量度合い
オーナーへの熱量も支援者それぞれです。オーナーと共に作戦を練ったり、オーナーからの質問に応えたり、夢実現へどう関わるかは支援者に委ねています。
好き・共感度
支援者からオーナーへの好意・共感も異なります。
「もう少し活動を見守ってみて、オーナーの活動に共感できたらトークン(旧:オーナーカード)購入を検討しようかな。」「今はコミュニティに書き込みにくいけど、もう少し慣れてきたらオーナーに向けて書いてみよう。」「オーナーが自己実現するために力になりたい、そのためにも仲間とファンを増やしたいし一人でも多くの人に良さを伝えたいな。」
それぞれの思いは異なっても、オーナーを支援したいという気持ちは共通しています。
これらは、日々「支援したい!」という気持ちを持っている方々からいただいた視点を反映したものです。様々な「自己実現したい!」「支援したい!」という思いを活かせるプラットフォームになれるよう、コミュニティ視点でそれぞれが共存できる環境について考えています。
参考にしたアンケート
Q.応援をしていて評価されて嬉しいと思うパターンを選ぶとしたら?
Q.応援してよかった!嬉しい!と思う瞬間ってどんなとき?
Q.応援の原動力は?
Q.自分に合った応援のしかた(役割分担する感じで)がためになるギルドのような場があったら参加してみたいと思う?
現在考えているコミュニティの変容について
開拓期
オーナーの大義を実現するためのコミュニティ設計
- トークチャンネル設計
- 権限設計
- 初期サポーター像の設計
コミュニティ始動期
オーナーの大義に基づいた活動について協力的な人を見つける
(日々の取り組みから一緒に活動したいと思わせてくれる人)
コミュニティ構築期
協力的な人とともにライトなメンバーに働きかけ、好きなスタンスで楽しめる雰囲気づくり
循環期
コミュニケーションが自律的に各所で発生する
※まだ解像度が低いので日々アップデートしていきます。
それぞれの支援スタイルを尊重し、ドリームをシェアしていくために
オーナーの提唱するそれぞれの大義やコミュニティスタイルを軸として、共通した「支援したい!」という思いを共存させる方法を、ブロックチェーン技術を含め引き続き模索してみます。
人が増えればコミュニティも変わる。大きさ問わず、それぞれのフェーズでよりよい応援のかたちを実現できるよう調査・設計・開発に尽力しています。2019年のアップデートはひと区切りになりますが、引き続きアップデートをお待ちいただけますと幸いです。 2020年も何卒よろしくお願いいたします。
最近の取り組み
新時代クリエイター発掘オーディション「MUSA」×ドリーム・シェアリング・サービス
最近デビューしたオーナー
動きのあるコミュニティ
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