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安全性分析13 【勉強用】


利益分配性向分析

定義

利益分配の程度を分析すること。
配当性向と配当率に分類される。

 …とあるんですが、法律をかじった者としては、明治以降の学者の性向を端折って解説しすぎている気がしまして😅。性質と、傾向なり方向という言葉をミックスして新たに性向と言い出す。まあ、程度でも話は通じると思うのですが。

 悪しき造語のようでいながらなかなか高性能だったりするものもあって、これもそのうちの一つかもなあと。数値化に相応しくないとされる、質にまつわることが方向性を持つわけですから😅。上下動するわけですよね。

 この分け方って巧かったね、拙かったねというふうに、質について数値化され(う)る。


配当性向

定義

当期純利益に対する剰余金の配当額の割合。

➡営利法人らしい指標ですよね。
 当期に出た純利益のうちどれだけが出資者たる株主に還元されたのか。

算式

$$
配当性向【%】=\frac{剰余金の配当額}{当期純利益}×100
$$

配当率

定義

資本金に対する剰余金の配当額の割合。

➡こっちは配当性向ほど役立つイメージ喚起が起こらないですね😅。

 というのも、ベテランに比して少ないながらも、色んな企業様のB/Sを拝見した限りでは、他の数値は色々変動していても、資本金だけは全く不動であるということは割と多かった気がするのです。

 つまりその……設立当初以来の元手に対して、ある会計年度の配当が正当/不当かを論ずる意味があるのか?なんて。未熟者の感想ですが…😅

 裏側から言うと、増資を受けた年、増えた資本金からどれだけ効率的に配当が出たのか、といった分析には使えるんでしょうか。


算式

$$
配当率【%】=\frac{剰余金の配当額}{資本金}×100
$$


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