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【脳科学と映画】その22 まとめ

タイムトラベル映画大好きのりゅうさんです。

これまで【脳科学と映画】シリーズと称して、いろいろな精神病や心理学的症状を脳科学的観点から考察しつつ、それらがどう映画で描かれているかについて見てきました。

最初はせいぜい5,6回続けばいいなと思って始めましたが、何と20回以上も続いてしまいました。それだけ脳科学の世界も映画の世界も多様性に満ちた奥深く魅力的な世界という事ですね。

今回がとりあえず本シリーズの最後となりますので、最後に全体をまとめてみたいと思います。

同じ脳部位の活動でも異なる症状が現れるのはなぜか?

脳の各部位は特定の機能を持ち、これらが無数の神経細胞(ニューロン)で複雑に結びつき連携して全体の活動を調整しています。

このため各部位の異常は、その部位特定の機能低下だけでなく、ネットワーク全体に影響を与え、個人の状況(遺伝的要因、環境、個人の原体験など)も影響して現れる症状は大きく異なります。

例えば、ある人では前頭前野の問題がうつ病の症状を引き起こすかもしれませんが、別の人では不安障害や衝動制御障害を引き起こすのです。

それぞれの症状が脳科学的にどのようにして発生するかをもっと深く理解することは、より効果な治療方法を開発するための重要な鍵となります。

多様性について

世の中は多様性の尊重される社会に向かっており、それ自身は非常に良い事だと思います。

今まで取り上げてきた脳科学的な特徴も、それが社会生活を営むのに問題があるレベルかどうかで、変な人と呼ばれるか、病気と呼ばれるかが変わるだけでどちらも多様性の一部と解釈できます。

どんな人間でもあるがままを受け入れ、お互いを認めあえるのが理想の社会です。

しかし、それも行き過ぎると逆に問題も出てきそうです。例えば、他人に対して極度に気を使う事で、逆に誰かの自由が奪われたり、今度は「相手を認めない権利もまた認めるべき」というような論争になって来そうな気もして、その扱いはますます複雑で難しくなりそうな予感を感じます。

最近話題になったクドカンのテレビドラマ『不適切にもほどがある』(2024)もタイムトラベルというフィルターを通じて同じテーマを扱っていたような気がします。

何にしても今は過渡期であり、時間が解決してくれると思いたいですね。

最後に皆さんにお知らせです。せっかく【脳科学と映画】についていろいろ書いたので、近日中にこれらをまとめたKindle本を出そうと思います。

あの【脳みそ野郎】が帰ってくる!
構想半年!
執筆順調!
近日公開!
乞うご期待!

また準備が出来たらお知らせしますので皆さんお楽しみに!


りゅうさんでした。

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