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プロローグ 全ての始まりは高校二年の秋だった。俺とレイとセイジの三人は紅葉で色付き始め…
第一章 森の中で宇宙船を発見してから一週間が過ぎた。俺たちは発見して以降森には行ってい…
船を発見してから二週間後の土曜の朝、俺たちはあの場所へと向かった。今度は近所のホームセ…
第2章 壮大な旅が始まった。俺たちは船を飛ばして遂に大気圏を突破し、成層圏に達したあと…
“イギリス”へのワープを開始してから三十分が過ぎ、幾らかの惑星や衛星を一瞬のうちに通過…
俺たちはエドに連れられた勢いで彼の運転する車の中にいた。時間帯は既に夜の七時となってお…
目が覚めてふと窓の外を見るとまだ外は暗かった。何時だろうかと思い部屋の壁にかけられた時計を見ると時刻はまだ朝の五時くらいだった。一体何時間しっかり眠れたのだろうか。レイとセイジに目を向けると二人はまだ眠っている。とてもいい寝顔だったので、俺は二人をそのままにして部屋の中にある洗面台へと向かった。洗面台にたどり着いて、顔を洗う。それが俺の朝の日課だった。顔を洗い終えてタオルで拭いていると、ふと気になったことがあった。今、俺たちが出て行った地元はどうなっているのだろうか。
エドはついに満足のいく言葉を見つけたのか、納得した表情をして俺たちの疑問に優しい口調で…
船の改造には四日を要した。その間、俺たちはニューロンドンの散策をして時間を潰し、誰に渡…
第3章 通常速度で航行を続けること三時間。何事もなく進んでいたが突如、船の動きが止まっ…
どうやら、交渉は決裂したらしかった。膠着状態が続く。手錠をかけられた俺にはなにもできな…
歩くこと二時間の時点で目ぼしい物は見つかっていない。俺たちは更に歩き進めた。このままじ…
「何か見つけたか」 ドンはいかにも興味がなさそうな顔を浮かべて話しかけてきた。俺はそれ…
第4章 レイはすぐにエンジンを起動した。昨日の時よりも鈍い音がしている。 「じゃあ、行くよ…… 」 レイの合図で船が離陸しようとする。だが、うまく離陸できずに変に傾いた体勢で地面を擦る。地面を抉っている衝撃が船内に響き、俺は倒れないようにするので必死だった。レイは苦しそうな顔をして、計器類を操作している。レイは船の体勢を立て直そうとしているようだった。 程なくして、体勢を立て直した船は空に向かって飛びはじめた。ゆっくりとした速度で高度を上げていく。 「これ以上の速度